〜失踪事件のナゾ解明〜 ページ24
「えーっと、これは…」
「甲羅谷大滝??」
「…うーん、消えたポスターと明日人君と光君…待ち合わせ…
あっ」
途端に、Aの頭上で巨大な豆電球が輝いた。
「滝かー、行ってみたいなぁー」
「この近くにこんなのがあったんでゴスか」
呑気な二人を待つ事無く、Aの回りを今までの手かがりが断片的に舞い、それはAの頭に集結する。
Aの髪はなびき、片目は光る。
「全てのナゾは解明されました!」
「「えええええ」」
「遅ぇよ」
「何ですって?じゃあ聞くけど、貴方は分かってたのかしら?真相も動機も、何もかも?ねぇ、ちょっt」
「とにかく、どういう事でゴスか!?」
「落ち着いて。全てを教えるのは明日、他の皆もいるときよ」
「「え〜っ…」」
「……一種の洗脳だろ、コレ」
「ヒロ君?何か言ったかしら?
…あっ、ちょっと待ちなさい!」
そして翌日。__の早朝。
一部のイナズマジャパンメンバーは、木々に囲まれた道(まだコンクリート)を歩いていた。
「明日人ー!光くーん!」
Aが呼びかけ、皆も声を張り上げる。
だが返事は無い。
「おい、本当にこっちなのか?」
剛陣がAを怪しむが、Aの自信は崩れない。
途端に探偵スイッチを入れると…
「えぇ。間違いありません。
昨日皆さんが寝た後も、私達は調査をしていました。
そして、岩トソン君が、掲示板のチラシが一枚無い事に気づいたのです。
そこに何があったか調べた所、これと同じ物だと分かったのです」
アミリーが皆の前に出したポスターには、
「甲羅谷大滝」と言う文字が大きくプリントされており、滝や河童のイラストも載っていた。
「甲羅谷…大滝?」
「…恐らく明日人君は、このポスターを剥がし、光君を誘ってこの滝に向かったのです。
お手柄だったわね、岩トソン君!」
「ゴ、ゴス…」
満更でも無さげな岩戸。
「これは、止めた方が良いのか……」
つくしが静かに言う。
「でも、何でそんな滝なんかに?」
氷浦の当然な質問。
「…恐らく、明日人君は、光君の心を開かせる為に誘ったのです」
「…え?」
「…最近光君は充君だった頃の罪滅ぼしばかりで、全然皆を仲間として受け入れていない感じがした…
多分明日人もそれを感じてたのよ。
だから、一緒に出かけて、少しでも気分が軽くなる様、滝に気晴らしとかその他諸々の理由で…」
「成程…」
探偵としてでは無く、一人の仲間思いの少女として、明日人の思いをぴったり言い当てたAに、皆は感心するしか無かった。
38人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒメアミ(プロフ) - 皆さんへ。ちょこさんからのメッセージは、ちょこさんに「サーバーの負担がかかるから消して」と言われて消した物です。本当は消したく無かったけど… (2019年12月27日 12時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ちょこ。サブさん» 「何があってもこの友情は忘れない」…まぁ、そんなに大げさじゃない(と信じたい!)けどね!ちょこちゃんに会えて本当に良かった!また来てね!いつまでも待ってるから!今までありがとう!またね! (2019年12月27日 12時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ちょこ。サブさん» 私はちょこちゃんをいつでも応援してる!SNS禁止解除されたらまた来てね(無理か…)。本当にごめん。でも、色々消えた謎が解けたよ。ちょこちゃんは逃げた訳じゃないって分かってる。妖怪ウォッチのフォーエバーフレンズだね…「ずっと一緒だと思っていた」 (2019年12月27日 11時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ちょこ。サブさん» そうなんだ…それは仕方無いね…後、見てないだろうけど、イナオリの募集企画で嫌な思いさせてごめん。ちょこちゃんを責めた訳じゃないの。私が嫌だったのは他の人。嫌だったらごめんね。受験するんだ…凄い!頑張ってね!! (2019年12月27日 11時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - ちょこ。さん» うん!スコーピオンズは〜45分間の女神〜では結構キー…組織?になってくるから、出るね!シャドウ・オブ・オリオン戦でも出るかも。もしかしたら。 (2019年12月21日 17時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ