〜目的と過去〜 ページ14
「それにはのっぴきならない過去の事情が絡んでいるのです!」
「…またその『のっぴきならない』ってやつ?
ここから先は私も知らないから、教えてよ」
苦笑してから、Aが言う。
子文…いや、リ・ハオと言うべきなのか…は意を決した表情で口を開いた。
「…分かりました。お話しします。
僕は中国チームFWリ・ハオ。
親分の…いえ、趙金雲監督のサポートをして皆さんのレベルアップのお手伝いをさせていただきました」
「…何故、敵である俺達の特訓に手を貸したんだ?」
万作が問う。
「それは…僕と親分にはFFIで優勝する事以上に大きな目的があるからです」
「目的…?」
Aが声に出す。
FFIを優勝。それだけでもかなり大きな目的と言えるが、それ以上とは。…やはりオリオンが関わってくるのだろうか。
「何だよ、それ」
興味本意の剛陣。
「…それは、話せば長くなるのですが、聞きたいですか?」
「聞かせろ!」
「ちょっと、容疑者への取り調べか何かじゃないんだから。
…聞きたいけど、無理しなくて良いからね」
怒鳴る灰崎をたしなめてから、Aは正反対、眉尻を下げて優しく言った。
「大丈夫…です。話します。
__僕と親分が出会ったのは、6年前…僕が8歳の時でした」
(同い年って、意外…)
瞬時に計算して驚くAだが、どうでも良いことはさておき話に集中。
子文、もといハオの口から語られたのは、ハオと趙金雲の出会いだった。
**************
38人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒメアミ(プロフ) - 皆さんへ。ちょこさんからのメッセージは、ちょこさんに「サーバーの負担がかかるから消して」と言われて消した物です。本当は消したく無かったけど… (2019年12月27日 12時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ちょこ。サブさん» 「何があってもこの友情は忘れない」…まぁ、そんなに大げさじゃない(と信じたい!)けどね!ちょこちゃんに会えて本当に良かった!また来てね!いつまでも待ってるから!今までありがとう!またね! (2019年12月27日 12時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ちょこ。サブさん» 私はちょこちゃんをいつでも応援してる!SNS禁止解除されたらまた来てね(無理か…)。本当にごめん。でも、色々消えた謎が解けたよ。ちょこちゃんは逃げた訳じゃないって分かってる。妖怪ウォッチのフォーエバーフレンズだね…「ずっと一緒だと思っていた」 (2019年12月27日 11時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ちょこ。サブさん» そうなんだ…それは仕方無いね…後、見てないだろうけど、イナオリの募集企画で嫌な思いさせてごめん。ちょこちゃんを責めた訳じゃないの。私が嫌だったのは他の人。嫌だったらごめんね。受験するんだ…凄い!頑張ってね!! (2019年12月27日 11時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - ちょこ。さん» うん!スコーピオンズは〜45分間の女神〜では結構キー…組織?になってくるから、出るね!シャドウ・オブ・オリオン戦でも出るかも。もしかしたら。 (2019年12月21日 17時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ