61 医療パロ2 魔人と餌付け ページ12
迷い犬病院は良くも悪くも自由だ
大きな病院なだけあってか手術は多いし、患者も大量
その日の診療なんて考えたくない
この時外来担当じゃなくて本当に良かったと自分の所属科の良さを噛みしめる箱庭
この前にも5時間ぶっ通しで手術を終えた後でぐったりしている箱庭
机でぐてーっと伸びている
それを見ているドストエフスキー
横に行き、パシャっと写真を撮る
音に反応し、箱庭はドストエフスキーの方を向く
箱庭「何で撮ったの?」
ドスト「愛らしかったので」
箱庭「あっそ」
このように急に写真を撮られるのはよくあることなので慣れてしまった箱庭
ドスト「飴・・・もうなくなってるじゃないですか」
箱庭のデスク
その一角は飴箱になっている
糖分が不足し過ぎてやばいときの緊急用でもあるし、美味しいから落ち着くと言う理由で大量購入しているのだ
普段なら切らすことなどないはずなのだが・・・
箱庭「人にあげた」
ドスト「納得です」
同じように当分不足した人に箱庭は飴をあげるのでそれで結構減ることもあるのだ
ドスト「買いに行きますか?」
箱庭「んー・・・行く」
むくりと起き上がり
若干ふら付く足取りで出て行こうとする箱庭
流石に不安になり
ドスト「付いて行きます」
泉「あ、箱庭さん」
箱庭「んー・・・」
泉「疲れてるの・・・?眠そう」
ドスト「5時間ぶっとおしで手術した後です」
ふら付く箱庭の肩を支えながら答えるドストエフスキー
泉「・・・・箱庭さんが付かれているのをいいことに・・・手を出してない?」
ドスト「命が惜しくないのでしていません」
泉「ならいい」
乱歩「うわー!!ふらふらじゃないの!!匣ちゃん」
箱庭「江戸川さーん・・・飴下さい・・・」
乱歩「えぇーもう切れたの!?早くない?」
箱庭「人に上げちゃった・・・」
乱歩「えぇー・・・」
ドスト「取りあえず、いつもの飴を三袋 それと・・・メロンパン、餡パン、午後ティー二つお願いします」
泉「貴方・・・そんなに食べるの?」
ドスト「匣さんと食べるのでこの量でいいですよ」
泉「分かった・・・1248円」
ドスト「どうぞ ではこれで」
麻酔科室
ドスト「はい、飴です」
箱庭「んー」
口に飴を放り込むドストエフスキー
コロコロと下で転がす箱庭
戸棚に有ったチョコレートを一つづつ口に入れていけば
餌付けしているようだと笑うドストエフスキー
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アオイ - めっちゃ面白かったです!笑ってはいけないの国木田さんが出るところ、5回ではなく5階です! (2020年6月10日 15時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ - とても面白かったです!!更新頑張ってください!! (2019年9月28日 12時) (レス) id: ba8b81f396 (このIDを非表示/違反報告)
み。 - 赤ずきんの採菊さんめっちゃ可愛ええ…やべぇ…萌死する…( ゚∀゚):∵グハッ!!更新楽しみに待ってます!応援してます! (2019年4月6日 0時) (レス) id: e459f629a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安良岡 | 作成日時:2018年6月23日 14時