【呪術廻戦】癒し求めたら推しが来た

41日目 ページ45

ﾊﾞﾁﾝｯ

「「「え?」」」

俺達3人は「まさか…復縁するのか!?」と思ったが
Aさんは凄い勢いで弘樹さんの顔に平手打ちした

いや、凄い音した…めちゃくちゃ痛いって…

弘樹さん涙目になってるもん…

『誰がお前とやり直すかバァカ!!!
もう未練なんて1ミリすらねぇよ!』

そりゃそうだ

五条先生も頷いている

勿論俺と夏油さんもだ

ここで復縁していたら3人で止めていた

全力で

『ったく…。
ほら、手ぇ出して。』

おそるおそる手を出しその手を掴むAさん

『はい、仲直り。』

「へ?」

仲直り?

『恋人としてやり直す気はさらさら無いけど
友人としてならおっけーだし。』

「本当に…?」

「Aマジで言ってる…?」

「浮気したんだよね…?
私だったら友人でもお断りだよ…。」

「俺も…。」

『別に?気持ち1ミリもないからなんとも思わん。
まずお前は女見目0なんだよ。』

「そうかな…?」

「そんなにひどかったの?」

『聞いた話で覚えてるのだと…ヤンヘラ、束縛、既婚者etc…。』

「既婚者って…人妻?」

「その域だと見る目0だけじゃなくて女運が無いのでは…?」

「可哀想に思えて来た…。」

…いや、待てよ?

「え…、本当に何で浮気したの…。」

「Aと別れるのデメリットしかないじゃん。」

「君、頭おかしいんじゃないか…?」

『ボロクソ言われてて草。』

「いやもう…ごもっともです…。」

そういえば、と弘樹さんが顔を上げた

｢俺の服ってAの家に置いてあるよね?｣

『あぁ、燃やした。』

｢へ?｣

『燃やした。焼き芋作る時に。』

ケロッと悪びれもなく言うAさん

｢あの時燃やしてたのって服だったのか...。｣

｢あの焼き芋ってこいつの服で作られてたんだ、ウケる。｣

｢待って待って待って…。全部…?｣

『2.3着残してあとは全部燃やした!!』

満面の笑みを浮かべて言うAさんに対し
嘘だろ…と言って膝から崩れ落ちる弘樹さん

｢ま、まぁ…全部燃やされるよりはマシだよ。｣

少し可哀想で肩に手を置く

｢ほぼ全部燃やすなんて酷くない!?｣

『浮気した奴が何言ってやがる。』

｢それを言われたら返す言葉もこざいません…。｣

｢自業自得でしょ。｣

｢だね。｣

ケラケラ笑っている五条先生と夏油さん

『さて、そろそろ夕飯作ろっか。
和解記念として弘樹も食ってきな。』

｢え、いいの?｣

『嫌だったら帰らせてるわ。』

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