【呪術廻戦】癒し求めたら推しが来た

40日目 ページ44

引き続き虎杖悠仁side

Aさんの家に帰ってきて元彼…弘樹(ひろき)さんと
向かい合って座る俺達

「…聞きたい事があるんだけど、その人達は?」

『兄弟。』

「Aって一人っ子じゃ(『兄弟。そんな事より話。』そうだね…。」

弘樹さんは急に立ち上がり勢いよく頭を下げた

「本当に、悪かった…。」

Aさんは黙ってそれを見ている

「反省して(『反省とかいいから。浮気した理由。』

淡々と述べるAさん

ここに来てから結構経つけど、こんなAさん初めてだ

「A、仕事で結構忙しかっただろ?
それで会えない日がかなり続いててその時に魔が差して…。」

仕事だから仕方ないとは思うけど…それって

「じゃあ何?君が浮気したのはAのせいって事?」

俺の思った事を五条先生が代弁してくれた

「ち、違う!」

「違わないよ。それにしても、Aさんの仕事知ってるだろう。
大変な仕事をしている中、君は他の女性と浮気はおかしいと思わないのかな。」

「そ、それは…。」

夏油さんに言われ黙り込んでしまった

『察してた。既読無視が増えて返信もかなり遅かったし。
相談してもそっけないし。』

「ッ…Aってうつ病なの?」

『うつ病に近い状態。』

弘樹さんに相談してたんだよな?

なのにそっけないって…

「なんで相談されてたのにほっといたんだよ。
おかしいじゃん…Aさんを支えるべきなのに浮気なんて…。」

「…自分でも、馬鹿な事したと思ってる。」

『一緒にいた子は?』

「少し前に、別れた。」

「「は?」」

五条先生と夏油さんが殺気を出す

『2人とも、ステイ。で、別れた理由。』

理由は付き合う前には気づかなかった内面性

我儘で欲しい物を強請り自分の事ばかり優先する
デートでは財布を出す気はなく男性の奢りって考えの人だったらしい

「うっわー…そういう奴マジでいんの?」

ぼそっと呟く五条先生

「Aはさ、気遣いとかしてくれて色々と俺の事優先してくれたし
ご飯の時も自分から率先して出してたし…俺の素見ても気にしなかったの
思い出して…。」

「Aさんいい女すぎる…。
浮気してそんな女に乗り換えた君、頭悪すぎないか…?」

困惑する夏油さん

「もう、絶対に悲しませないし幸せにする…。
だから、もう一度やり直してほしい!」

『弘樹…。』

Aさんは弘樹さんに近づく

『顔、あげて。』

弘樹さんが顔をあげると穏やかな笑みを浮かべるAさん

そして…

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