【呪術廻戦】癒し求めたら推しが来た

20日目 ページ23

夏油傑side

『今日居酒屋行こう!』

この一言から始まった

「え、俺まだお酒飲めないよ。」

『大丈夫だよ!ソフトドリンクやノンアルコールもあるから
悠仁でも飲めるから!』

居酒屋か…久しく行ってないからいいかもしれない

ただ…一つ不安なのは悟だ

「Aさん、悟はかなり下戸だ。」

「そそ、僕すぐ酔うよ〜?
Aに手出しちゃうかも♡」

その点は問題ないだろう

私と悠仁が全力で止める

『え?手出してくれるの?』

「えっ、いいの?」

「…Aさん、貞操概念がそんなに低くていいのかな?」

『いやいや!誰彼構わずっていうビッチじゃないから!推しだから!』

「だけど、そういう発言は控えようね?」

『ｳｨｯｽ。』

「なんの話?」

悠仁にはまだ早いと思い手で耳を塞いでいる

「そういえば、Aさんってお酒強いの?」

『ふっふっふ…聞いて驚くなよ?』

まさかザルだったりするのか…?

『お酒1杯目で顔が真っ赤になるほど弱い!』

…不安しかない

そしてその不安は的中した

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夕方になり私たちは居酒屋に来た

そして店内に響く笑い声

『アハハハハハハハ!』

「俺…こんなAさん初めてみた…。」

「まさか笑い上戸になるだなんて…。」

Aさんは2杯目に入る前に少しクスっと
笑うような話で大爆笑している

「悟、大丈夫かい?」

「…なんか、A見てたら冷静になった。」

よかった…これで悟までヤバかったら阿鼻叫喚の地獄絵図だ

『あー…面白っ…あははは!
どこでそんな面白いネタできるのさ!ハハハ!』

「え、今の話そんなに面白い…?」

困惑している悠仁

「ねぇ、A。」

『ん−？』

「布団が吹っ飛んだ。」

『ッハハハハハハ!』

悟の言った誰も笑わないようなダジャレでまた爆笑しだす

顔も真っ赤だし少し水を飲ませた方がいい

「すみません、お冷下さい。」

通りかかった店員さんに声をかける

『傑もう酔った?結構お酒弱いの?アハハハ!』

「酔っているのはAさんだよ。」

Aさんの様子を見て店員さんは素早くお冷を持ってきてくれた

「Aさん!お冷飲んで!」

『悠仁が言うなら飲む〜。』

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なんとかあれから落ち着いたAさん

だが見事なまでの千鳥足

帰りは結局悠仁がおんぶして帰ることになった

ー次の日ー

『誠に申し訳ございませんでしたァァァ!』

朝早くから私達の前で土下座をしてきたAさん

…記憶、あるタイプか

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俺も笑い上戸タイプです

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