【呪術廻戦】癒し求めたら推しが来た

15日目 ページ17

どういう事なの…?

これは現実?幻覚?

ついに疲れすぎて幻覚まで見えているのか?

高身長に真っ黒の服装、目隠しに白髪

『五条…悟…?』

「みんなが大好きな五条先生だよ〜。」

『特級呪術師…顔面国宝の…?』

「僕顔面国宝とか呼ばれてんの?まぁイケメンだからね!」

頭が混乱して情報が完結してくれないんだが?

もしかして領域展開されてる?無量空処されてる?

いや…考えることはできてるから…本人なの…?

「ほら、おいで。」

目の前に立つ五条先生は腕を広げる

おいで???

…いいの?

思いっきり抱き着いちゃうけどいいの?

まず私なんかが抱き着いていいのか?

「…じれったいなぁ。」

ｸﾞｲｯ

『うわっ!』

急に腕を引っ張られそのまま抱き着く形になる

細身に見えて結構ガッチリしてる

体格いいなぁ…

すると頭を撫でられる

「仕事お疲れ〜。嫌な事あったんでしょ?
僕は営業やったことないから分からないけど
大変だよね。嫌な事忘れてしっかり休みな。」

初めて悠仁と出会った時のように労わる言葉をかけられ
涙が溢れだす

『うぅ…。』

「好きなだけ泣いていいよ。」

まるで子供をあやすように背中を一定のリズムで叩かれる

とても心地よくて疲労もピークに達していたのか
少しずつ眠気が襲ってくる

「あらら?お眠かな?」

「Aさん、夕飯どうする?
それとも少し寝る?」

眠いけど…悠仁がせっかく作ってくれた夕飯…

『今、何時…?』

「17時半すぎだよ。」

少し仮眠ならいいかな……。

『少し、寝る。』

ふらふらとした足取りで部屋に向かおうとする

ｶﾞｼｯ

「そんなふらふらじゃ危ないでしょ。」

ﾋｮｲｯ

「え?」

一気に目線が高くなって五条先生の顔が近い

…え、近い

目隠ししてるけど顔の良さがわかる

てか…これってお姫様抱っこされてる…?

『お、重いので降ろして…。』

「いやいや…軽すぎるでしょ。
ちゃんとご飯食べないと駄目だよ〜。」

そのまま私の部屋に運ばれる

・

優しくベッドの上に降ろされる

「少し経ったらまた起こしにくるから
それまで寝てていいよ。
おやすみ」

そう言って部屋を出ていく五条先生

これって夢?

眠気のせいで頭が働かない

瞼が重い

眠気には逆らえずそのまま

眠りに落ちた

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