五話 ページ6
『すまなかったな。急に切ろうとして』
「い、いえ…。」
少し冷静になったのか俺達の名前を聞いてきた
「竈門炭治郎です。そして妹の禰豆子です。」
「我妻善逸です!Aさん!俺と結婚してください!」
善逸…いい加減にしないか…。
『すまない、結婚はできない』
「そんなぁ…。」
Aさんも真面目に答えなくていいのに…。
『ところで、炭治郎
少し聞きたいことがあるんだが』
Aさんが俺の方を向く
「なんですか?」
『禰豆子は今まで誰一人と襲っていないんだな?』
「はい、誰も襲っていません。
ほ、本当に襲ってないです!」
『落ち着け、わかったから。
一応言っておくが、鬼を連れているなんて鬼殺隊として隊律違反だ。
襲わないのがわかっているのなら家族に預ければいいのでは?』
家族の事を聞かれ思わずあの光景を思い出す
「家族は…禰豆子以外、殺されました」
『…そうだったのか、すまない』
Aさんは目を見開き少し間が開いて謝ってきた
「いえ、大丈夫です…。」
小さな声で何か呟いていたが聞き取れなかった
ただ、Aさんからまた悲しい匂いがした
するとAさんは禰豆子に近づく
先ほどの事もあり少し警戒してしまう
だけど、Aさんは優しく禰豆子の頭を撫でた
『炭治郎』
「は、はい」
鬼殺隊として鬼を連れるのは隊律違反であり
禰豆子が人を襲わない事を信じる人はいないと言った
…やっぱり、そうだろう
だけどAさんはこう言った
『だが、私は認める。禰豆子は人を襲わない。』
たった一言だけ
ただ、その一言が俺はとても嬉しかった。
「ありがとうございます!」
『それと、敬語は使わなくていい。
さほど年齢も変わらないだろう』
その言葉に善逸が反応する
「え!?Aさんおいくつですか?」
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すー(プロフ) - 面白いです！続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月23日 18時) (
レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - はじめまして最初から読んでいます。私は映画を公開初日に見に行きました。もう、一言で言い表せないぐらい感動して泣いちゃいました。これはもう2、3回見るべきです。小説のほうも楽しみに待っています。 (2020年10月21日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2020年5月31日 21時
