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二十話 ページ22

私の身の上話を知っているのは天元様達だけだった

何故、不死川さんは私に聞いたんだろうか

…もしかしてだけど

『不死川さん、これは私の憶測ですけど…
家族が鬼になったのですか?』

私がそう問うと少し肩を揺らした

「…母親がな。顔にある傷は
その時にできた。」

不死川さんは、母親が鬼に…

「お前と似たようなもんだ。
鬼になった母親は襲い掛かってきて
弟妹5人殺された。俺と弟一人残してな。」

『そんなことが…。
それで、そのお母さんはどうなったんですか?』

「…俺の手で、殺した。」

自分の手で、親を…。

鬼になったとはいえ大切な家族を
自分の手で殺すのはとても心苦しいだろう…。

…あれ?

『あの…不死川さんって兄弟いるんですか?』

「あ?」

『今、俺と弟1人残してって言いましたよね?
でも…前尋ねた時は「いない」って…。』

不死川さんはしまったというような顔をしていた

『弟さんと何かあったんですか?』

「………。」

…答えそうにないな

『まぁ、詮索はしませんけど喧嘩なら仲直りするべきですよ。
…私達はいつ死んでしまうか分からないですからね。』

私は救急箱を持ち立ち上がる

『そろそろ帰りますね、お大事に。』

「…ありがとな。」

『どういたしまして』

帰ったら、天元様にいろいろ追及されるかな

…本当に小さな声で聞こえた

「アイツには…幸せに…。」





『…ハァ』

…天元様と喧嘩してしまった

それは柱合会議が原因だ

沈んだ気持ちのまま蝶屋敷に向かう





ガララ

『炭治郎、善逸…体の調子はどうだ?』

病室に入ると3人が横になっていた
それとこの前の柱合会議に召集されたたしか…

『村田さん…でしたっけ?』

「う、唄柱様ッ!?」

『この前は大変でしたね、お疲れ様です。』

ピリピリしてるなか凄くビクビクしてたかならぁ…

宥めるのに大変だったな

「そ、そんな俺なんかに敬語を使わなくても…!」

『何言ってるんですか、村田さんの方が私より年上でしょう?
目上の方に敬語を使うのは当たり前の事です。』

私がそう言うと何故か涙目になっていた

ただしのぶさんが入ってきたら村田さんはそそくさ帰っていった

『そろそろ機能回復訓練か、大変だと思うが頑張れ』

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すー(プロフ) - 面白いです!続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - はじめまして最初から読んでいます。私は映画を公開初日に見に行きました。もう、一言で言い表せないぐらい感動して泣いちゃいました。これはもう2、3回見るべきです。小説のほうも楽しみに待っています。 (2020年10月21日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rei | 作成日時:2020年5月31日 21時

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