十話 ページ11
「A、忘れてないと思うが柱合会議があるからな」
『もうそんな時期なんですか?』
柱合会議
鬼殺隊の最高位である柱が全員鬼殺隊本部に集まり行う会議の事だ。
初めて柱合会議に参加した時はとても緊張した…
『元気にしてますかね?
最近会えてなかったので…。』
訃報は聞いてないから誰も亡くなってはいないのだろうけど…
頭の上に手を置かれる
『天元様…。』
「そんな不安そうな顔すんなよ。
アイツらの強さならお前もわかってるだろ?」
そうだ、柱になったばかりの私より全然強いんだ
皆元気でいるにきまってる
・
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本部に向かうと少し早かったのか
あまり人は集まってなかった
「胡蝶、相変わらず早いな。」
「あら、宇髄さんとAさん」
『しのぶさん、お久しぶりです。
元気そうでなによりです。』
「お久しぶりですね。
Aさんはこの前任務だったそうですけどお怪我は?」
『怪我も無くすぐ終わりました』
蟲柱の胡蝶しのぶさん
この人は鬼の首を切るのではなく
藤の花の毒を使い鬼を殺す
『……。』
「Aさん?じっと私の事を見て…どうしました?」
『あ、いえ…相変わらず小柄だなと思いまして。』
「…Aさん?」
しまった…
しのぶさん笑顔だけど怒ってる…!
怒らせてしまった!
『す、すみません!悪気は無いんです!
ただ…羨ましくて…。』
私の身長は女性にしては高めで
あと三寸で六尺になってしまう
そのこともあるせいか街を歩いていると
人の目線が気になることがしばしばある
「まだ身長の事気にしてるのか?」
『気にしますよ…。』
「…私はAさんが羨ましいです。」
小さな声でしのぶさんは呟いた
「姉さんは華奢だけど背丈があり鬼の首を切る力もあった。
私は、小柄で力も弱く鬼の首を切ることができない…。
だから毒を使って鬼を殺すことしかできない。」
だから、同じ女性でも背丈があり力も強いAさんが羨ましいです
変わらず笑顔を浮かべていたが悲しそうな顔をしていた
『しのぶさんは十分凄いです。もし、私がしのぶさんと同じ立場だったら鬼殺隊に入るのを諦めていたと思います。鬼は日輪刀で首を切らないと殺せないのに…しのぶさんは毒を作り鬼を殺すことができる。そして柱まで登りつめている。普通の人はできませんよ。』
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すー(プロフ) - 面白いです！続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月23日 18時) (
レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - はじめまして最初から読んでいます。私は映画を公開初日に見に行きました。もう、一言で言い表せないぐらい感動して泣いちゃいました。これはもう2、3回見るべきです。小説のほうも楽しみに待っています。 (2020年10月21日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2020年5月31日 21時
