【A3!】清純派女優の裏の顔3【摂津万里】

裏の顔90 ページ5

貴女side

疲れた、切実に疲れた

今日はちょっとしたバラエティ番組の撮影

あいつがいたんだよ!!

朝霞京だよ!

あいつ無駄に近いからうぜぇし!暑いし!←

一生同じ番組出たくねぇ

喉乾いたし近くに自販機あるよな

貴女「…お茶買うかな」

「はい、どうぞ」

目の前にペットボトルのお茶が差し出られる

貴女「あ、ありがとうございま…す」

今頑張った

嫌悪感丸出しの顔しそうになった←

目の前に立ってるやつが

「どうしたの?Aちゃん」

朝霞京なんだよ????

貴女「ありがとうございます、朝霞さん」

朝霞Aちゃんに話したいことが
あるんだけど…あっち行かない?」

ふざけんなアホ←

という言葉を飲み込みついていく

・

朝霞「ごめんなさい!」

勢いよく頭を下げられる

貴女「…はい?」

状況が全く読み込めないぞ

朝霞「僕が近いとき少し嫌そうだったので…。」

オドオドしながら申し訳なさそうに言ってくる

…誰?

一人称俺だったし、え、おかしくない

貴女「朝霞京さん…ですよね?」

一応確認する

朝霞実は、事務所からキャラの指定されてて…」

キ ャ ラ 設 定 だ と←

ってことは…

貴女「…今のこの状態が本性みたいなものですか?」

朝霞「はい…そうなります…。」

思わずため息をつくと肩をびくつかされる

貴女「ギャップ萌えかよ!!!」←

朝霞「え？」

貴女「ナルシスト系の年上男子が実は気弱な子犬系男子とか萌えの塊でしかねぇわ!」←

朝霞「…?」

キャラの変貌ぶりに困惑しているのが見てわかる

貴女「こっちが普段のウチなんですよね。
こっちもキャラ作ってるんですわ」

朝霞「えええ!?」

貴女「声大きいっす」

朝霞「ごめんなさい」

せっかく普段のキャラ出してくれたのに
こっちだけ出さないとフェアじゃないじゃん?

貴女「朝霞さん、今度からウチに話すときそっちの
キャラにしてくださいよ!本当がそっちなら
仲良くなりたいんで」

そういうと嬉しそうな顔をして私に抱き着く

貴女「ちょ!誰かに見られたら
やばいんで離れてください!」

朝霞「あ、ご…ごめんなさい」

すっと離れる

誰かに見られたらスキャンダルになるもんな

貴女「とりあえずLINE交換しましょう!」

朝霞「うん!」

交換し終わった後に声が聞こえた

貴女「やべ、マネージャーが探してるわ。また今度！」

朝霞「は、はい!」

治崎の声が聞こえた方に向かう

朝霞「……本当にごめんなさい」

私にはそんな小さな声は聞こえなかった

貴女side終了

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