裏の顔96 ページ11
「A、起きて」
身体を揺すられ起こさせる
貴女「……至さん」
至「夕飯の時間だよ」
私を心配そうな目で見る至さん
至「皆、心配してるよ」
貴女「そう、ですか……。」
そんなそっけない返事しかできない
私はベッドから降り、至さんの後ろについて
談話室に向かった
・
ｶﾞﾁｬｯ
太一「Aチャン!」
誉「朝とはまるで別人のようだね…。」
椋「Aさん!あんな記事気にしないで
ください!」
シトロン「A、元気だすネ」
貴女「……うん」
本当は「心配してくれてありがとう」って
言いたいのに、出てこない
咲也「Aちゃん!ここ空いてるよ!」
わざわざ椅子を引いてくれる咲也君
貴女「ありがとう」
小さな声でお礼を言って座る
目の前には臣さんが作った夕飯
お箸を手に取り少しずつ食べる
臣「…美味しいか?」
貴女「うん…。」
嘘
美味しいわけでも不味いわけでもない
味がわからない
でも、ちゃんと食べないと
『大人しそうな顔して
男誑かすとか…ビッチじゃんｗ』
教室で言われた言葉が何故か頭の中に
浮かびあ上がる
『本当は枕仕事してんじゃねーの?』
そんなことしてない
『何人の男と寝てんだよｗ』
そんなことしてない
『美神さーん、他の男と寝てるなら
俺とも寝てくれよー。誰もいいんだろｗ』
誰でもいいわけない!!
貴女「うっ…。」
急に吐き気に襲われ口元を抑える
紬「Aちゃん?」
席を立ちあがり急いでトイレに向かう
・
貴女「ﾊｧｯ…。」
胃の中が空っぽになった気分だ
全然食べてなかったのに…。
ｶﾞﾁｬｯ
トイレから出ると臣さんがいた
臣「大丈夫か?本当は口に合わなかったんじゃ…。」
貴女「…ごめんなさい。味が、よくわからなくて…。
それと、他の事思い出して吐き気が…。」
臣「そうだったのか…。
それなら無理して食べなくていいんだぞ?」
貴女「はい…。」
私は部屋に戻りベッドに横になる
何も考えたくない
このまま寝てしまおう
疲れていたせいか
目を瞑るとすぐに眠りに落ちた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花（仮垢） - うっ…この後が不安だ…。けど…もしうちが主人公ちゃんのファンだったら、絶対主人公ちゃんのこと信じる！！だから夢主頑張って…！！！！！ (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 、さん» すみません、オリジナルフラグの所見逃してました。ご指摘ありがとうございます (2018年7月2日 12時) (レス) id: 79d7ebc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月2日 11時) (レス) id: 453b7c8c81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rei | 作成日時：2018年7月2日 11時
