9の個性 ページ10
貴女「個性が無い振りして…無個性の私に
同情したり、心の中では憐れんでたの…?」
呼吸が浅くなっている
治崎「落ち着け、A。」
ゆっくりと背中をさする
少しずつ呼吸が正常に戻っていく
貴女「…不公平だな」
Aが呟いた
貴女「個性で全て人生が決まってるみたい。
個性があるかないかで優劣が決まる…
こんな世界壊れちゃえばいいんだ」
Aの目から涙が零れる
治崎「そうだな。
個性なんて必要ない…。
やはりこの世界は崩すべきだな」
俺はAを力強く抱きしめた
貴女「廻さん…。目立つから…離して」
名残惜しいがゆっくりと離す
貴女「体育祭の続き、見よう?」
Aがそういうから俺達は
雑談しながら2種目目の騎馬戦を観ていた
・
・
・
・
貴女「1回戦の洗脳の個性
使い方によれば強いけど戦闘向きではないだろうし…。」
ブツブツと呟くA
3種目目は1対1のトーナメント戦
今から1回戦、最後の組だ
貴女「対戦する子可愛いな…。」
治崎「Aが一番可愛い」
ただ思ったことを言うとAは手で顔を覆った
貴女「廻さんやめて…さらっとそう言うのやめて…。
心臓に悪い…。」
Aは少し顔をあげて会場を見る
貴女「にしても勝己と戦う女の子
可哀想だな…。あいつ手加減無しだもん」
そういえば、Aの体に火傷の跡が
あったのを思い出した
治崎「Aの火傷の跡はアイツにやられたのか?」
貴女「違うよ。あれは親にやられた
たしか、熱湯かけられた」
治崎「……そうか」
爆発音が聞こえる
貴女「始まった…。」
試合が始まりAは釘付けになっている
しかし、途中からヒーロー達がブーイングし
隣に座るAは舌打ちする
貴女「ヒーローって馬鹿しかいないわけ?」
治崎「Aは気づいてたか」
貴女「当たり前だよ…まず、ここにいて
気づかないほうが凄い」
下にいたら気づかないだろうが
空中には沢山の瓦礫が浮いている
あれを落とす気か
貴女「頭いいね。
…でも、キャパ大丈夫かな?
流石にずっとは持たないだろうし
あれぐらいだと勝己…一撃で
全部粉砕しそう」
Aの言う通り一撃で全ての瓦礫を消し飛ばした
相手の女が行動不能となり
1回戦は全て終わった
貴女「ずっと被ってると頭蒸れる…。」
Aは帽子を外す
貴女「熱い戦いだったね!
次の「Aッ!」
Aの名前を呼ぶ声が聞こえそちらを向くと
さっきまで戦っていたAの幼馴染がこっちを見ていた
治崎side終了
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クリパ好き - 神…() (2022年10月13日 16時) (
レス) @page50 id: 5ac86cef99 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこばなな - ハイキュー影山のバカップルの話から来ました(*ノ▽ノ)私もヒロアカ、暗殺教室、ハイキュー、黒バス、文スト大好き好きです(。-∀-)これからも頑張ってください (2020年3月9日 10時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
まう(プロフ) - ルイさん» ('A`)人('A`)ﾅｶｰﾏ (2019年6月23日 16時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - ヒロアカ好きさん» いやいや、同意見すぎてそれなです((( (2019年6月22日 16時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ好き(プロフ) - 大体の夢小説は八斎會バイバイENDな感じで悲しかったんですけど今回の夢小説はみんな一緒？ENDで嬉し涙が出てきました....こんな素敵な小説ありがとうございます!!!!!!これからも頑張ってくださいです!!!!!! (2019年1月26日 4時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2018年5月22日 15時
