【A3!】清純派女優の裏の顔【摂津万里】 (ページ30)

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裏の顔24 ページ30

ｶﾞｯ

膝の上に置いていた弁当箱が蹴られた

「いいから来いよ」

腕を引っ張られ無理矢理連れていかれる

・

「お前、調子乗りすぎじゃね?」

お決まりの一言キター←

貴女「えっと…意味がよく
わからないんだけど…。」

「は?すぐに理解しろよ」

「万里に近づきすぎって事だから」

あんたらの目どうなってんの

万里からこっちに来るんだが???

てか万里と一緒にいたら調子乗ってるって
どういうことや

「今劇団に入ってるらしいけどさ
万里目当てなんじゃないの?」

貴女「違うよ!私はお手伝いとして
誘われたから入っただけで…。」

「どーだか、口でなら何でも言えるし」

「とにかく、万里から離れろ」

生憎、命令は嫌いなんだよね

それに…

貴女「なんで貴女達に言われなきゃいけないの」

「万里だって迷惑がってるに決まってんだろ。
わかんねぇの?」

だからあっちから来るんだって←

「それに、あんたが女優でその顔
じゃなかったら近づいてないでしょ?」

「芸能界で男何人もたぶらかしてたりとか
ありそうじゃねｗｗ」

殴っていいですかね?←

とりま顔を死守せねば

殴られたら言いふらしてやろ←

「今貰ってる仕事だって、本当は
身体使ってるんじゃないの?」

…は?

「あ、枕営業的な奴?お偉いさんと
寝て仕事もらうってことっしょ?」

「だって、おかしくない?普通すぐに
多くの仕事とかもらえないでしょ」

「そんな事までして仕事欲しいわけ?
どこが清純派女優なのさｗｗｗ」

あのさ…

流石にそんなこと言われてこっちも
黙ってると思ったら

大間違いなんだよ

ﾊﾟﾁﾝｯ

1人の頬を思いっきり引っぱたいた

「ってぇな…。何すんだよ!」

貴女「ふざけないで」

「は?」

貴女「私はそんなことしてない。
たしかに、業界ではそういう手を使って
仕事をもらってる人はいる。でも、私は違う」

最初の頃なんて

仕事なんて少なかった

ドラマだってエキストラばかりだった

でも、今こうやって多くの仕事を貰えたのは
実力が認められたから

多くの人に支えられてきたから

貴女「私は…自分の実力でここまで来た。
それを…勝手に決めつけるな!
そんな簡単に仕事もらえるわけじゃねぇ!
芸能界なめてんじゃねぇよ!」

素が出たのなんて気にしない

それほど、頭にきた

「こいつ…!」

手を振り上げた

やばい、顔だけは…!

ﾊﾟｼｯ

その手は振り上げられたまま
動かなかった

「何話してんだ?
俺も混ぜろよ」

その手を掴んでいたのは

貴女「万里…。」