【A3!】清純派女優の裏の顔【摂津万里】 (ページ20)

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裏の顔14 ページ20

休憩が終わりいつもの猫かぶり
モード全開になるA

貴女「…お待たせいたしましたぁ」

ただ、目が死んでいる

声のトーンと顔が合ってない

万里「A～、目死んでるぞ～ｗ」

「誰のせいだと思ってんだよ!」という目で睨まれる

踵を返し戻ろうとするAに至さんが言った

至「あれ？やらなくていいの?
手をハートにしてさ?」

まじでナイス

至「ほらー、メイドさん早く早く～」

そう急かされるとAは顔を赤くし

貴女「ぉ、美味しくな…れ…」

と小さな声でボソボソとやりだした

万里「聞こえねぇなーｗ」

するとAは震えながら顔を俯かせた

やべ、やりすぎたか?

そう思い声をかけようとしたとき

思いっきり顔をあげ

貴女「美味しくなぁれ萌え萌えキュンッ☆」

満面の笑みを浮かべやった

俺達は思わずポカーンとして無言になった

Aは顔を赤くして戻っていった

…いや、今のは反則だろ

不覚にもドキッとした

たしかにアイツは元々整った顔立ちしている

それにいつもとは少し違う

満面の笑みに加えてメイド服でさっき
みたいな事やられたら

大体の男は落せる

至さんでさえ少し顔を赤くして口元を抑えている

紬さんも顔を赤くしてぼーっとしてる

至「いやー…今のは死ねる。
破壊力高すぎ」

紬「可愛かった…。」

さっきの笑顔を至さんと紬さんも
見たってのを思い出し少しモヤっとした

何故か嫌だと感じた

あの笑顔は俺だけに向けて欲しいと思った

紬「万里君?ぼーっとしてどうしたの?」

声をかけられ我に返る

何考えてんだよ、俺…。

万里「なんでも無いッスよ」

コーヒーを口に運ぼうとした時

至「あれ、拙くない?」

俺と紬さんは至さんの指さす方向を見る

そこにはガラの悪そうな男2人とA

男はAに向かってスマホを向けている

多分、写真を撮ろうとしているんだろう

だけどメイド喫茶では撮影などは禁止されているし

Aも嫌がっていて手で顔を隠そうとしている

男の1人が手を無理やりどかしスマホを近づけた

チラッとAの顔が見える

Aは涙目になっていた

俺は無意識に立ち上がりその男のほうに向かい腕を掴んだ

万里「…おい、何してんだよ」

万里side終了