【A3!】天使≒幼馴染【摂津万里】 (ページ36)

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羽根35枚目ページ36

寮に住むことをお母さんに伝え
荷物をまとめて万里と一緒に寮に向かう

貴女「それにしてもどうしよう…。」

万里「何がだよ」

貴女「いや、戸籍の事とか…それに、
高校通ってないから勉強とか全然できないし
このままじゃ絶対就職できないよ」

万里「お前は就職しなくてもいいんだよ」

貴女「え、なにそれ」

遠まわしにニートになれって言ってない???

万里「俺と一緒にいれば就職する必要ねぇよ」

貴女「え?どういう意味?」

万里「はぁ!?察しろよ!」

そういわれても意味がわからず首を傾げていると

万里は顔を赤くしていった

万里「だから!俺と結婚すれば
俺がお前を養えるって言ってんだよ!!!」

貴女「…!?」

結婚…!?

貴女「ほ、本気…？」

万里「…冗談でこんなこと言うわけないだろ」

そっぽ向いて顔は見えないけど

耳まで真っ赤に染まっている

貴女「それって、プロポーズ･･･って
受け取ってもいい…?」

恐る恐る聞いてみる

万里「それ以外、なにがあるんだよ…」

思わず笑ってしまった

万里「なんで笑うんだよ!」

貴女「だ、だってさｗｗｗｗ
私たち、付き合って3日ぐらいしか経ってないのに
プロポーズってさ…ｗｗｗ」

万里「あー、わかった。もういいや、
お前のこと嫁にもらってやんねぇ」

貴女「え!やだ!私、万里以外と
結婚する気全くないから!」

そういうとため息をつかれた

万里「お前、よくそんなこと
恥ずかし気も無く言えるよな…。」

言われて気づいた

急に恥ずかしくなってくる

貴女「や、やっぱり今のなし!
取り消(万里「誰が取り消すかよ」

腕を引っ張られ抱き寄せられる

貴女「ば、万里…。ここ
道の真ん中だから…」

人はいないとはいえ、誰か来るかもしれないし

万里「A」

急に真剣な表情をする万里

何故か緊張する

万里「Aが大好きだ、愛してる。
だから、俺と結婚してほしい」

貴女「っ…絶対だからね!
嘘ついたら許さないから!」

万里「嘘つくわけないだろ。
お前こそ、忘れんなよ?」

貴女「忘れるわけないし!」

万里「どーだかｗ」

足を進め再び寮へ向かう

貴女「…万里」

万里「ん？」

貴女「3年も経ってたのに
私のこと、好きでいてくれてありがとう」

万里「…A」

貴女「何?」

万里が私の手を握る

暖かい温もりが伝う

万里「俺の隣に立ってくれてありがとう。
これからも、ずっと俺の隣に立ってほしい」

私はクスリと笑い

貴女「もちろん!」

そういい万里の手を握り返した

END