【A3!】天使≒幼馴染【摂津万里】 (ページ32)

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羽根31枚目ページ32

万里side

『昨日と同じぐらいの時間帯に来るね』

そういわれて寮の中で待つ

いづみ「アレ?Aちゃんまだ来てないの?」

紬「そろそろ来るんじゃないかな?」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

インターホンが鳴った

万里「俺出てくるわ」

早歩きで玄関に向かう

・

ｶﾞﾁｬｯ

万里「A、遅か…?」

目の前にいるのは見たことない男

身長は至さんと同じぐらいで白髪だった

急いでいたのか肩で息をしている

そして

翼が生えている

「お前が、万里って奴か…?」

なんでコイツ俺の名前…

ふと、誰かを背負っているのに気づく

「万、里…」

後ろからAの声が聞こえた

万里「ッ!?」

背負われているのは

ぐったりしているAだった

万里「A!?おい、何があったんだ!」

「説明は後でする、中に入れてくれ」

・

・

・

中に入りAを横に寝かせる

咲也「ど、どうしたんですか…!?」

臣「翼から血が出てるぞ!」

「落ち着け」

男がAの翼に手を翳す

すると傷が癒えて血は止まった

万里「お前…。」

フェイ「俺はフェイ、Aの親友だ。
お前達の関係は知っている」

万里「ッ…。」

まさか…

フェイ「別れろっていうつもりはない。
俺達は天界から逃げてきた」

逃げてきた…?

万里「何があったんだよ…。」

・

・

Aが下界に下りていたことや
俺と付き合っていることがバレて逃げてきた

捕まったらAの存在自体が消されるらしい

万里「どうすればいいんだよ…。」

フェイ「俺の力でAを助けることができる」

貴女「え…?」

万里「本当なのか!?」

貴女「まって…聞きたいことがある」

フェイ「…何?」

貴女「フェイは、何者なの…?」

どういうことだ?

天使…ってことには変わりないよな?

貴女「さっきの、銃の紋様…。あれは…。」

Aがそういうとフェイは軽く笑い

前髪を上げた

そこには謎の紋様が浮かび上がっていた

Aはそれを見て目を見開いた

貴女「天啓の、天使…。
ガブリエル様…?」

紬「たしか…4大天使の1人だよね…。」

フェイ「ご名答。騙しててごめんね」

貴女「な、なんでガブリエル様が…」

フェイ「その呼び方じゃなくていつもみたいにフェイって呼んでよ」

急にガブリエルが俺のほうを見る