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羽根30枚目 ページ31
貴女「フェイ、まだ追ってきてる?」
フェイ「距離はあるけどダメだ、
全然振り切れない…!」
捕まったら終わり
でも、このままなら振り切れるかもしれない
その時、後ろから音が聞こえた
ｶﾁｬﾘｯ
何の音…?
ﾊﾟｧﾝｯ
貴女「ッ!?」
その音と共に翼に激痛が走った
フェイ「A!」
右翼を触ると
貴女「血…?」
後ろを見ると白い銃を持っているのが見えた
翼に血が滲んでいくのがわかる
少し動かしただけで激痛が走る
でも、左翼が残っている
ﾊﾟｧﾝｯ
貴女「〜ッ!」
左翼も撃たれた
盲点だった
上級天使は銃を扱うことが許可されている
そうだ、いつでも仕留めることなんて出来たんだ
動けない
距離は縮まるばかり
もう、ダメなのかな…
ｶﾁｬﾘｯ
急に、上級天使達の動きが止まる
フェイ「動くんじゃねぇ」
貴女「フェイ…?」
なんで…?
上級天使しか持つことができない銃を持っているの?
フェイ「今だ!」
私を抱えて下界に下りる道に向かって飛ぶ
フェイ「A、いつもの場所まで
案内しろ!」
貴女「わ、わかった…。」
チラッと視界の端にフェイが持つ銃が見えた
貴女「え…?」
私は目を疑った
フェイが持ってる銃は違う
天使が持つ白い銃だけど
少し違う
紋様が出ていた
でも、その紋様がある銃を持てる天使は
7人しか存在しないのに
貴女side終了
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作者名：Rei | 作成日時：2017年9月25日 0時
