【A3!】天使≒幼馴染【摂津万里】 (ページ26)

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羽根25枚目ページ26

貴女side

私は今MANKAI寮の扉の前に立ち尽くしている

なかなかインターホンが押せない

ほら、ここにいる知り合いって3人だけでしょ?

それに過去編で言ってたけど少し人見知りだしさ←

…とりあえず押さねば

震える指でインターホンを押す

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

「はーい!」

中から女の人の声が聞こえる

ｶﾞﾁｬｯ

出てきたのはあの時空から見た
茶髪の女の人

貴女「あの、えっと…」

わぁ、人見知り通り越してコミュ障みたいだ←

しどろもどろなっていると

「万里君の彼女さんですね!」

貴女「えっ」

か、彼女…!?

でも付き合ってるから一応そうだよね

貴女「は、はい」

「万里君待ってるんで中に入ってください!」

貴女「お、おじゃまします…。」

・

談話室らしき部屋に入ると万里がいた

万里「予定より早くね?」

貴女「なんで万里出てくれないの!?
人見知りって知ってるよね!?」

軽く万里を叩く

万里「そういえばそうだったな。
監督ちゃん、こいつが彼女」

急にそうやって紹介しちゃう?

いづみ「やっぱりこの子が彼女だったんだね」

自己紹介したほうがいいよね？

貴女「天使Aです…。」

17歳ってのは生きてたらの場合だけどね

いづみ「ここの総監督をやっている
立花いづみです!よろしくね!」

貴女「よろしくお願いします」

ふと、いづみさんの近くにいる高身長の男の人に目が行く

臣「俺は伏見臣。20歳で万里と同じ秋組に所属している。
よろしくな。」

貴女「よ、よろしくお願いします」

万里に少し聞いた

ここの劇団では春夏秋冬の4つの組に分かれてるらしい

ちょっと怖そうと思ったけどそんなことなかった

普通に温厚そうな人だ

万里「Aってまだガトーショコラ好きか?」

貴女「ガトーショコラ!?大好き!」

天使になって以来食べてないかも

そういうと万里が冷蔵庫からガトーショコラを出した

貴女「これどうしたの!?」

万里「作った」

貴女「万里が!?」

相変わらずチートなのは変わらないの…?

万里「まぁ、臣に少し手伝ってもらったけどな」

少し照れくさそうに頬を掻く

貴女「食べていい…?」

万里「おう」

フォークで1口サイズにして口に運ぶ

甘すぎず苦すぎず
ちょうどいい甘さが口の中に広がる

万里「どうだ?」

貴女「すっごく美味しい!」

その時

ﾊﾞｻｯ

貴女「?」

今のﾊﾞｻｯって音

背中に違和感

万里「A…!」

焦ってる万里

驚いている臣さんといづみさん

顔面蒼白の私

ヤバイ

貴女side終了