【A3!】天使≒幼馴染【摂津万里】 (ページ18)

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羽根17枚目ページ18

貴女side

できるだけ人の目につかないように

上空を飛ぶ

目はいいから結構上からでも見えたりする

下を見る

今の時間帯だと万里君はまだ学校かな?

下を見てみると初めて会った時
制服を着ている万里君をみつけた

人通りも少ないし、後ろから驚かそうかな

そう思い後ろから迫り降下していくと

「万里君?」

女の人が万里君に声をかけた

万里「アレ?監督ちゃんじゃん。何してんの?」

いづみ「それはこっちの台詞だよ。この時間帯って
まだ学校じゃないの?」

万里「サボった」

いづみ「また!?」

茶髪のロングで美人な人

なんだろう

モヤモヤする

万里君は女の人が持ってる荷物を
持ってあげている

その時の万里君の表情を見て胸が痛む

ｽﾞｷﾝｯ

貴女「万里君、楽しそう…」

私の時には見せない笑顔

いつも、私と話してるときには

少し悲しそうな笑顔をしている

…万里君は、その女の人が好きなのかな

涙が溢れだし頬を伝い地面に落ちていく

まずい、このままだと誰かが上を向くかもしれない

私は涙を流したまま天界に戻っていった

わかった

笑顔を見て胸が高鳴ったとき

幼馴染に重ねてるんじゃないかって考えて
胸が痛くなったり

女の人といるのを見てモヤモヤしたり

…本当は人間と必要以上に関わっていけないのに
毎夜、わざわざ話に行ってるのは

いつのまにか

万里君のことが好きになってたんだ

でも、この気持ちは捨てなきゃいけない

だから

私はもう

万里君に会わない

貴女side終了