思うぞ、過去追憶。�� ページ34
※仙蔵side
今日の夜、天女が寝静まった後に。
私が直々に奴を始末する、と決まった。
先生たちには複雑な顔をされたが、許可をしていただけた。
伊作はずっと黙ったままだった。
部屋に戻り、思い起こす。
あの日、私たちの前に現れた女のこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その女は、天女だと名乗った。
私たちのことを知っているようで、不気味に思ったのを覚えている。
忍術学園は、ヘイセイから来たと言うその女を、快く受け入れた。
少し妙だが、人には事情があるものだということで納得した。
条件は、食堂の手伝い。
女もそれで満足していたようだった。
ところが数日後、事件が起きた。
天女が下級生を殴っていたことが発覚したのだ。
最近、下級生の生傷が多いことに気がついた長次が尾行し、現場を発見したという。
その後、天女はすぐに逃げていったらしい。
しかし下級生の傷が絶えることはなかった。
そしてある日、平滝夜叉丸が天女を呼び出して直接やめるよう言った。
ああ見えて後輩思いの平には、我慢できなかったようだ。
念のため、私たちも隠れて見ていた。
万が一の時、すぐに動けるように。
『天女様、下級生に乱暴をするのはおやめください』
『どうして？アタシ、ガキは嫌いなのよね』
天女は罪悪感すら感じていないようだった。
『っならば力ずくででも―――』
どさり。
戦輪を取り出そうとした平が地に倒れ伏した。
遅れて腹部から血が流れ出す。
まるで、見えないなにかに貫かれたように。
『滝夜叉丸っ！！』
『滝ぃっ！！』
小平太と喜八郎が飛び出した。
これはまずい、と数名を残してほとんどの者が下級生を避難させに行った。
『お前っ何をした！よくも滝夜叉丸を！！』
『小平太、よせ！』
私の静止も聞かず、小平太が天女に襲いかかり――返り討ちにされた。
わけもわからぬまま、天女の"見えない攻撃"に圧倒されるだけだった。
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まんじゅうDX - うぉぉああ！！ギャグセンスたかいやっちゃぁぁぁぁあ！！あんがとーございます！！更新応援してます！！ (2022年8月12日 0時) (
レス) @page4 id: b43443e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
サーモニウム - 夢少女リノさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけると、とても嬉しいです！頑張りますね (2017年12月20日 16時) (レス) id: aaf59d6c16 (このIDを非表示/違反報告)
夢少女リノ - 頑張ってくださいね！気長に待ちます！ (2017年12月20日 6時) (レス) id: 6dd2466465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーモニウム | 作成日時：2017年12月20日 0時
