集うぞ、報告会議。�� ページ33
※三郎side
しん、と部屋が静まり返る。
「――急に何を言い出すんだ、伊作」
潮江先輩が沈黙を破る。
「まだ、もうちょっとだけ様子を見たほうがいいんじゃないかな。だってもしあの子に悪意が無かったら、殺してしまってからじゃ…」
ああ、やはり善法寺先輩は優しすぎるんだ。
それが短所であり、長所でもあることを私たちはわかっている。
しかし、それでは……。
「伊作、忍者を目指すものなら楽観視はしてはいけない。我々が優先すべきは後輩たちの安全だ。見誤るなよ」
立花先輩は学園一クールな忍たま。
故に、物事を楽観的に見ることは決してせず、冷静に判断を下す。
彼の判断はひとつも間違ってはいない。
「じゃあせめて、逃して」
「逃したところでどうなる！街で悪さをするか、野垂れ死ぬかの２択だろう。ならばどちらにせよ、ここでひと思いに息の根を止めてやるのが最善策だ」
善法寺先輩が押し黙る。
おそらく、食満先輩や八左ヱ門も善法寺先輩と同じことを思っているのだろう。
それでも黙ったままなのは、わかっているから。
やらなければならないと、わかっているから。
「お前の気持ちは痛いほどわかる。だがな、やらねばならぬのだ。安心しろ、お前にやらせはしない。今度こそ、私がやる」
今度こそ。
その言葉が、数ヶ月前の出来事を思い出させる。
あの日、光とともに現れた天女のことを。
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まんじゅうDX - うぉぉああ！！ギャグセンスたかいやっちゃぁぁぁぁあ！！あんがとーございます！！更新応援してます！！ (2022年8月12日 0時) (
レス) @page4 id: b43443e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
サーモニウム - 夢少女リノさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけると、とても嬉しいです！頑張りますね (2017年12月20日 16時) (レス) id: aaf59d6c16 (このIDを非表示/違反報告)
夢少女リノ - 頑張ってくださいね！気長に待ちます！ (2017年12月20日 6時) (レス) id: 6dd2466465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーモニウム | 作成日時：2017年12月20日 0時
