覗くぞ、天女観察。�� ページ18
※伊作side
「２人とも、大丈夫だったかい？！」
僕は一度通路に出、ちゃんとした入り口から食堂に入る。
そのまま天井裏から降りるとおばちゃんに怒られてしまうからだ。
「ろ、６年は組の善法寺伊作先輩！」
「なんで、なんでまた天女がいるのですか？！」
天女が来たということは下級生には伝えられていない。
むやみに怯えさせてしまうのは良くない。
そのため、下級生と天女が接触しないように５年生と４年生が裏で立ち回ってくれているんだ。
しかし、彼らは下級生より圧倒的に人数が少ない。
他に誰も食堂にいないところを見ると、この子たちは早めに来たのだろう。
きっと全員に気を配るのは難しかったのだろうな。
「落ち着いて。バレてしまっては仕方がない。確かにあれは天女だ」
「や、やっぱり……！」
「でも大丈夫！僕たちが見張っているし、詳しくは言えないけど、天女をやっつける作戦も立ててあるんだ！」
かわいい後輩たちを安心させなくちゃ。
もう不安な毎日なんて味わわせたくない！
「今は天女を下手に刺激せずに、油断させるべきなんだ。わかるね？」
「…………はい」
「だから、他のみんなには秘密にしておいてくれないかな？」
まっすぐな視線が注がれる。
この子たちだって忍たまだ。
きっとわかってくれるはず……。
「…………わかりました！」
「先輩たちを信じます！」
"信じます"という言葉が胸に突き刺さる。
今度こそ、この子たちの期待を裏切りはしない。
必ず守りきってみせる。
「ありがとう、いい子だね」
零れそうな涙をこっそり指先で拭う。
なんとしてでも、天女を始末する。
学園に平和を取り戻すんだ！
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まんじゅうDX - うぉぉああ！！ギャグセンスたかいやっちゃぁぁぁぁあ！！あんがとーございます！！更新応援してます！！ (2022年8月12日 0時) (
レス) @page4 id: b43443e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
サーモニウム - 夢少女リノさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけると、とても嬉しいです！頑張りますね (2017年12月20日 16時) (レス) id: aaf59d6c16 (このIDを非表示/違反報告)
夢少女リノ - 頑張ってくださいね！気長に待ちます！ (2017年12月20日 6時) (レス) id: 6dd2466465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーモニウム | 作成日時：2017年12月20日 0時
