太陽 と 彼 *° Yuta.K

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ピーンポーン



お母さんが 岸家の玄関のチャイムを鳴らすと

すぐに ドアが開いた 。



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｢ 高橋さん 、いらっしゃい。｣





ドアが開いて見えたのは すごく

顔の整った 男の人 。



優太の年齢からして お父さんにしては

若すぎる...。


お兄さん か 何か かな？


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｢ どうも 、じゃあ... お邪魔しまーす...｣



お母さんが 岸さん宅に入ると

海人 、お父さん と続けて 入っていく 。


私も 、お父さんの後をついて 入った。



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｢ っ尚真ー、上がってもらいなさーい !!｣




私が家に入らせてもらったと同時に

大きな声が 遠くの方から響いて

軽く 驚いた 。




｢ わかってるー！！

どうぞ 、上がってくださいっ。｣





... 、なおま さん...。





優太とは また違う 美形さんだ 。


明るい茶髪の優太に対して、
なおまさんは 綺麗な黒髪 。

パッチリはしているが 優しく柔らかい目 。

透き通るような 白い肌。




絵に書いたような 好青年だ 。



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｢ っ... 、お邪魔します...。｣



ほら 、今だって 。

私が こんなに無愛想に 挨拶したのに

どうぞ 、だなんて 優しく微笑む 。



なんか 、あったかい人だな... 。






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家に 上がらせてもらった 。


ひんやりとした床が ベトベトした夏の夜には

ちょうど良い 。





｢ 兄ちゃん!!! 来たのー!? ｣



そんなとき 、

ドタドタっ 、と言う足音と共に

アイツ の 声がした。




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｢ っ優太！

お客さんが来てるんだから 静かに！｣



｢っあ 、ごめんごめん！

誰かが俺ん家で ご飯食べるなんて久々で
テンション上がっちゃってさ！！｣






曲がり角から 明るい表情 で現れた


優太 。






｢ コイツは 弟の優太です。

うるさくて ごめんなさい...

いつもこう なんですよ...。｣




なおまさんが 優太を指さして 、

眉を下げる 。





｢ 全然 大丈夫ですよ 。楽しそうで 良いですね〜｣



お父さんが ハッハッハ 、と 豪快に笑う 。


やめて 、恥ずかしい 。


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｢ 優太くん！カイ 、海人って 云うの！
仲良くしよーっ!!｣





あらまぁ... 。


海人のアホらしい言動に慣れている私でも

流石に ここまで 馴れ馴れしいのには

びっくり してしまう 。





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｢ 海人！ よろしくなっ！｣





キラキラーっと 太陽みたいに笑う

優太に 、少し 惹かれた 。





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