太陽 と 彼 *° Yuta.K

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｢ 結構それから間あいたじゃん？


実は 、ちょうど良かったりもした。

いろいろ考える時間になったし 、助かった。


この１週間 、Aのことで頭いっぱいでさ、

こんな感情 、経験したことなくて。




…Aのこと思い出すだけで ドキドキして

おれ 、頭おかしくなったかな？って思った。｣




すらすらと優太の口から 出てくる

恥ずかしい言葉に 引っ切り無しに

胸が高鳴るだけで 。



次々に繰り出される 愛の言葉に

頭がうまくついて行けない。



でも 、頭おかしくなったかな？なんて

子供っぽくて 可愛くて 優太らしくて

つい 笑っちゃう。






｢ いくら考えても 結論は見つからなかった。


でもね、今日会ってみて わかったんだっ。


… これが “ 恋 ”の感情だって。


会うだけで しあわせ！ってなって

今日は最高の1日！なんて 思っちゃった。｣




クスクスと自分の単純さに

笑ってる優太が 、可愛くて可愛くて仕方ない。



でも 、そんな優太の言葉が

東京のどんなイケメンからの愛の言葉よりも

百万倍ぐらい 嬉しかった 。





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｢ … なんか 女々しいよな。…ごめん！

でも 、今のが おれの本当の言葉 。



… どうしようもなく Aが好き。｣






ズッキュンって 胸の真ん中を

打ち抜かれたみたいに 胸がおかしくなって。



ぎゅーって握られるみたいに 。

でも 、それは全く痛くない 。

むしろ 、幸せになれる 。





好き 、の意味と感情を 人生で初めて

この瞬間に しっかり理解した気がした。







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｢ A 、おれと付き合ってください … ！｣







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｢…もっ 、… 私も 優太が大好きっ…。

私でいいなら喜んで…！｣






丘のてっぺん 、たくさんの自然に囲まれた

のどかで穏やかな 素敵な場所で 私たちは 、

晴れて “ 恋人 ”となった 。



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