太陽 と 彼 *° Yuta.K

＠26 ページ26

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｢ A … 、俺さ … 。｣





ガシガシと 頭を掻き乱し

うるうるした涙目になって 話し続ける。





… やばい 。心臓がきゅんってして。



ぶっ倒れそう。



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｢ … 好きっ！｣





顔真っ赤にして 二文字を告げる 優太 。


愛のこもった キラキラの二文字。




もう下を向いて 顔から火を吹くぐらいに

赤面してる… 。





対して 、私も爆発しそう。


…あの整った顔から 愛の言葉なんか言われたら

誰だって 蕩けそうになっちゃうでしょ？





しかも 、好きな人から。




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｢ … なぁ、反応なし？｣



恥じらいを混ぜ 、いじけたように

躊躇いながら 私に話しかける優太 。



｢ あっ 、ごめん … !! ｣


｢ いや、…いいんだけどさ。｣


｢ … なんか 、にわかには 信じられなくて。｣




年下の優太が 精一杯の勇気をふりしぼって

私に伝えてくれた ｢好き｣。



しあわせすぎて 夢なのかな、って思う。


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｢ … 俺さ 、Aのこと いつの間にか好きに

なってたんだよね 、気づかないうちに。｣




いきなり 恥ずかしそうに笑って

何かを話し出す 優太 。


私も それをゆっくり聞く。




｢ 第一印象は 、キレイな顔だなーって感じ…。

仲良くなりたい 、って思いだけで

特別な思いは抱いてなかった…と思う。｣




１つ １つ 、思い出して 時々くしゃっと

思い出し笑いのように 笑顔になる優太 。



キレイな顔だなんて 、お世辞にも程がある。

東京に居た頃なんて 醜女扱いされてたし…。


優太の優しさが 心に染みる。








｢ その日の夜 、家に来たじゃん？

正直 、すっげー嬉しかったんだよね。ほんと。


よっしゃ、仲良くなれる って。

…恥ずかしかったから 海人と遊んだけど！！｣







ヤケクソで本音を吐き出す 優太に

笑みがこぼれる 。愛らしい。





｢ そのあと、夜 りりといろいろ話したじゃん？

たぶん 、その時に惹かれたんだと思う…。｣





… 何とも言えない。


嬉しすぎて 溶けちゃいそう。




偽りのない 真っ直ぐな言葉に 。



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