太陽 と 彼 *° Yuta.K

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｢ ところで、どっか行くの？｣





キョトンとした 顔で

聞いてくる優太は 犬みたいに可愛い 。


いや、ちっちゃい 猿 だな 。



｢ あー…特に行く宛は 決めてないけど

　あの丘でも 行こうかなー、とか思ってる。｣




引っ越してきた日に 登った丘 。


案外 気に入ってるから

もう一度行こうかなぁ、なんて。




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｢ まじ !? 俺もあそこ 好きなんだよなー！


　なんか大事なことするときは

　あそこでするって決めてるんだ！


　…今からさ 、 一緒に行かない？｣






… これって期待していいやつ？



大事なこと … 何か言われる？


…私が行こうとしてたからついてくるだけ？






… この人ってさ 、小悪魔だよね？

思わせ振りな態度とりすぎだよ…。




… わたしが 自惚れやすいのも あると思うけど！




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｢ っ、行く！一緒に行こ！｣



｢ ん、なら さっさと行こうぜ。｣




すっと何気なしに 出された 大きな手 。



… ん、んん！？

これは…これは… 繋いで 、いいのかな ？





｢ … っ、なんだよ！折角なんだから 繋げよー！｣


｢ っうぇ!? あぁ 、ごめんっ… 。｣




ギュッと 無理矢理とられた 手 。

大きな大きな手が 私の手を包む 。


ゴツゴツしてて 、男らしいけど

長くて キレイな 手 。




いちいち きゅんとして。


年下相手に ドキドキして 馬鹿みたい… 。




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