太陽 と 彼 *° Yuta.K

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｢ Aー！！いい加減にしなさいっ！！｣






バシィン！！と 大きな音を立てて

雑に 私の部屋のドアが開けられた 。




｢ … 何 、お母さん。｣




今にも 頭から角が 生えてきそうな勢いで

怒っている お母さん 。



此処に来てから お母さんは 前より日焼けしたし

派手な濃いメイクも止めたから

怖いったりゃあらしない 。




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｢ 毎日引きこもりみたいに 部屋で

ケータイばっかり いじって！

外 行きなさい！！｣





… 引きこもりって 言い過ぎじゃね？


…いや 、引きこもりだわ。





引っ越してきてから 約１週間がたった 。

まともに 外に出たのは 初日のみ 。



ずっと 部屋にこもって

ケータイいじったり 寝たり 。




ケータイって言っても Twitterを

ひたすら何度も見たり するだけ 。


… 引越し前の友達から 連絡が来ることはない。

そんぐらいの 友情だったってことだよ…。



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…てかさ！？


外は 夏真っ盛り。

そう 夏休み 。



セミうるさいし 、暑いし 、知り合い居ないし。


つまんない 、ダルいの極みじゃん!!





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｢ わかってるよ！！｣


｢ わかってるなら 外 行きなさい！！

夏休みだからって だらけ過ぎ！｣





わかったわね！？と念を押され

外に行く羽目に … あー 、最悪 。


なんとかお母さんを 部屋から

追い出したのは いいけど 、どこに行くか 。




しかも 、部屋着だし、寝癖で髪ボサボサ。


東京では 毎日メイクしてたけど

ここに来てからは メイク道具に触れてない。



… 仕方ない 。メイクは 諦めよう 。


此処は 前みたいに 知り合いが居る訳じゃないし

外見に気を遣う 必要なんてない 。




重たい腰を 持ち上げ 、よっこらせ と

身支度を はじめた 。






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