太陽 と 彼 *° Yuta.K

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｢ あ 、Aちゃんも モテたんですか？｣



｢ っへ !? ｣



微笑ましい兄妹喧嘩を見守っていると

いきなり 私に話を 振られた 。



｢ Aちゃん 、べっぴんさんだから

モテたんじゃないですか？｣



ワクワクした表情で 問いかけられる 。



待って 、りりみたいな 超絶美人に
べっぴんさんって言われても
嫌味にしか 聞こえないから 。




そもそも 、モテなかった 。



口も悪いし 、女の子らしさの欠片もない 。

顔も 平均以下 、ほぼメイクで作ってる 。


しかも 、ちょっと派手なグループに居たもん

だから 、恐られることも多々 。




そんな私が モテるはずもなく

ほぼ 、来るもの拒まず の 体制で

なんとか 彼氏が居る状態を 保っていたのだ 。



…… あんな 彼氏だったけど 。







｢ もう 全く モテなかったよー！｣


｢ えー 、どうせ ウソですよね？

嫌味に捉えないので ホントのこと

話してくださいよー！｣



キャっキャっ、と 楽しそうに

私に話を求める りり 。




… ホントも何も これがホントだし。




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｢ Aはモテねーだろ 、男らしいもん !! ｣



急に 話に入ってきたかと思えば

貶してくる 優太 。



… うっざ 。




｢ うわ 、最低！｣




軽蔑した目で優太のことを睨めば

優太は ケラケラと 悪っぽく笑う 。




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｢ でも 、俺 女の子らしいやつ苦手だから

お前みたいな やつの方が 好みだぜ！｣






…え 。







惚れる寸前 、耐えた私は 凄いと思う 。




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