太陽 と 彼 *° Yuta.K

＠17 ページ17

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｢ A 、ちゃんと 食ったかー？｣




夜ご飯が終わり 、岸家の和室で

だらけていたら 、上の方から 声がかかる。






｢ あ 、優太... 。｣




上を見上げると 相変わらず 整った 優太の顔。


私を見ては 二ヒヒ 、と 笑っている 。






｢ まだ 食いモン残ってたから

物足りねぇなら 食いに行けば？｣




指で クイクイッと さっきの夕御飯のときの

テーブルを指し 、私に 優しく聞いてくれる 。



...うわー 、さりげない優しさ 嬉しい。





｢ ありがとー!! でも ごめん もう大丈夫！

満腹過ぎて 倒れそうだよ〜 !!｣



けらけら 、と 笑えば

優太も 一緒になって 笑ってくれる 。




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｢ Aってさ 、何処から来たの？｣



畳の上 、私の横で 胡座をかく優太は

日本男児！って感じで 男らしい 。


私の隣に 座るなり

質問を 投げかけて来た 。





｢ 東京！東京の渋谷だよ！｣



私がそう答えると 優太は

ふーん 、と 呟いた 。




...え 、何よ 。


渋谷って言ったら もっと 盛り上がるでしょ？





いいなー 、とか 羨ましー 、とか

もっと そうなるはずなのに... 。







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なんで？







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