太陽 と 彼 *° Yuta.K

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｢ っ 、なお … ま さん… 。｣






私の隣に座ったのは なおまさん だった。


胡座をかいて 、くしゃりと微笑むのが

男らしく 、愛らしい 。






｢ 、… あ 、っ 高橋 A です…。

高校2年…です。｣




ぎこちなく そう答えると

なおまさんは 、ハハッと 軽く笑った。




｢ 何 、緊張してるの？

まぁ 、引越し初日じゃ 慣れないよね。



よろしくね 、Aちゃん！

俺は、尚真 。高校3年だよっ。｣



空中に 尚真 、と 漢字を 書いて見せてくれた 。



… 、尚真 … 。






｢ 尚真…さん 。｣


声に出して 呟いてみると

尚真さんは またクスリと笑った。




｢ “さん”なんて いらないよ 、

尚真 でいいから。年齢 気にしないで。｣





大人っぽく微笑む 尚真さん 。


なんか 年上の余裕 、って言うか

カッコいい雰囲気を 感じた 。





｢ 尚真……さん！ッやっぱり無理です !!

このままで 大丈夫です…。｣








ヘコヘコと すると


尚真さんは ｢ いいなら 、いいけどー｣と


軽く 笑い飛ばした 。







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｢ あ 、そう言えば 俺 、妹居るんだ 。

りりあ 、って言うの。

理科の理に 、果物の梨の梨 、それに愛。

それで 、理梨愛って書くんだ。


りり 、って 呼んでやって。

今 、呼んでくるよ。




優太は 弟くんと 優太の部屋行っちゃったし

俺と喋っても 暇でしょ？｣





ヘラっとイタズラに笑った尚真さん 。


そんなことない 、と否定する前に

尚真さんは もうどこかに行ってしまった。





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尚真さん 、カッコいい…。




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