円堂守と従兄妹の少女は、皆に期待を寄せ始めている様です。 【イナイレ】

§１９５§ ページ48

この練習、以前1回だけやった事があって、楽しかった。


バランスを取るのが難しくなるって言うのが、普通のフィールドでは有り得なかったから。


さて…。


《ライ)行くぞ。》


貴)うん♪
新技…パーフェクト・ポジション(仮)！←


僕の眼と髪の色は少し濃くなった。


貴)喰らえ、守にぃ！


バシャ


僕は守にぃにノーマルシュートを打った。


守にぃが止める…。


守)うわっ…とと…。
キック力、上がったな！


貴)止め損なえば良かったのに！←


守)酷いな！おい！


貴)♪
それよりも、豪炎寺もシュート打ってよ♪


豪炎寺)おう！


豪炎寺の気持ちがこもったシュートを守にぃは何度も止めている。


貴)♪


僕は楽しくなって、泥の中で操っていたボールを高く蹴り上げる。


ズルッ


貴)ひゃぁっ！


バシャ


僕は泥で滑ってダイブしてしまった。


貴)ん…。


起き上がったは良いものの、体中がベトベトして気持ち悪い。


貴)うぅ…。


高く上がっていたボールも落ちて来て、また泥を被る。


守)大丈夫か？


貴)ベトベト…。((グスン


守)風呂入ってこい。


貴)でも、練習…。
ハクショッ！


守)寒くないか？
風邪引いた方が心配だから、風呂入ってこい。


貴)うえぇ…。((泣
やだ、ちゃんと練習…するもん…。


守)こう言う所だけ、ムキになんなよ。


貴)そんな事言うなら、ふーすけの所に行っちゃうもんね！←


守)さ、もっと練習するぞぉー！←←


豪炎寺)サッカーバカ…。
ブラコン…。


鬼道)シスコンだって同じだろう。


豪炎寺)お前もな。


貴)((スック 頑張るぞ！


塔子)今度は泥のフィールドか…。


リカ)また、けったいな練習考えよったな、あの監督。


塔子)Aは思いのほか楽しんでるけどな。


貴)守にぃの馬鹿ーっ！


ビュン


守)ちょ、酷い…。((バシッ


貴)((チッ 止めやがった…。


豪炎寺)良いシュートだ。


貴)まだだ…まだ駄目なんだ…。
守に止められない様な、ノーマルシュートが打てない様じゃ…。
僕は…勝てないんだ…。


豪炎寺)あまり思い詰めるな。


虎丸)豪炎寺さん！


豪炎寺)虎丸！


虎丸)練習しましょうよ！


豪炎寺)ああ。


貴)…思いつめてるのは、どっちだよ…。
馬鹿…。


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