円堂守と従兄妹の少女は、皆に期待を寄せ始めている様です。 【イナイレ】

§１８７§ ページ40

ルイ)…いや、まだ会わせて貰ってないんだ。
僕とライは未だに集中治療室の中だけど、怪我はほとんど回復してるんだ。
意識が戻ったって事で、今度僕は一般の病室に移されるけど、面会はそこからだから。
僕も本当の両親に会うのが楽しみだけど、ライのお母さんとお父さんにも合うつもりでいる。
あ、でも前に集中治療室のガラスの中でだけど、ライの両親はガラスの外から僕を見て、泣いてたよ。
もしかしたら、ライ、君がまた意識を取り戻す希望が生まれたんじゃないかい？


ライ)というか、お前はどうやって戻って来たんだよ。


ルイ)寝たら、こうなった。
消えたのは、まぁ…分かんないけど交代って言うか…そんな感じなんじゃないかな？


貴)そうなの？
よかった〜！
僕はもうルイが帰って来ないのかもしれないって、ずっと心配で…。


ライ)俺が声をかけられるようになるまで、結構な時間かかったんだぞ。


ルイ)そっか、ライはずっと裏で僕が閉じ込めたんだった♪


ライ)お前が消える数週間は自由に出入りできたんだ。


ルイ)あ、じゃあ勝手にAの体使ってサッカーしたな！
ダメって言ったのに…。


ライ)((テヘッ☆


貴)あ、だから体が動かなかったんだ…。
も〜！


ライ)ごめんて。


貴)全く、ルイとは大違いだね。((クスッ


ルイ)現実では、結構仲良いんだよ？
それからね、結構心配症なの。


ライ)ちょ、バラすなよ！


貴)そうなんだ。((クスクス


僕が笑いをこらえていると、2人は言った。


ルイ)さて、そろそろ朝だよ。
僕は帰らないと。


ライ)おぉ、わざわざすまないな。


貴)え、もう行っちゃうの？


ライ)だって、また意識を失う訳にはいかないだろ？
それにまた、寝たらこっちに来るかもしれないしな。


ルイ)全く2人とも僕がいないとダメなんだから。


ライ)うるせーよ。
こっちはこっちで2人で技編み出してんだぜ？


ルイ)え〜！
ずるい！
僕も呼んでくれればよかったのに！


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