円堂守と従兄妹の少女は、皆の事を大切に思っているようです。【イナイレ】 (ページ33)

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一之瀬)でも、あの事故で、僕はこんな可愛いフィールドの女神と同室になったり、最初は話して貰えなかったけど、しばらくして話し相手になって貰えて、今思えば、コレも運命なのかもしれないよw
失敗しても、運命だったと諦め切れるよ。

一之瀬は、笑いながら言った。

貴)…ばか…。
馬っ鹿じゃないの？
僕は、真剣に言ってるんだよ！
手術は成功する！
良い？
諦め切れる？
運命？
…そんなもん関係ない！
そんな事言って、諦め切れる訳ないでしょ！
サッカー、好きなんでしょ！
そんなに簡単に諦めて良いの？
馬鹿！
それに、そんな事故無くても僕と一之瀬は会ってた！
僕がっ…例えサッカーを止めてもっ…一之瀬には絶対に…っ会ってたもんっ！((シクシク…

最後の方は、ほとんど泣きながら一之瀬に言葉をぶつけた。

貴)会ってたもん…。
決定事項だもん…これは僕が決定した事だから…ヒック…一之瀬が嫌でも変える事なんて…出来ないんだもんっ…………！

僕は、次の瞬間一之瀬に抱きしめられていた。

一之瀬)そんな泣き顔で、強がりを言っても弱いよ…、A。((クスッ
ごめん、弱気な事言って。
こんなんじゃ、秋だけじゃなくてAにも心配かけちゃうよね。

貴)そうじゃない…。((じわ…
僕は、一之瀬に…。

――――諦めて欲しくないんだよ――――。

一之瀬)言いたい事は、分かってる。
だから、泣かないで？
僕の為に、笑って見せてよ。
勝利の女神様。((chu

僕の頬に柔らかい感触が触れる。

一之瀬)この試合は、敵である女神様と真剣勝負する為に神様が使わしてくれたと思うんだ。
この足が動く限り、僕は真剣勝負で、君達に挑むよ。
女神様は、僕に真剣勝負で闘わせてくれないの？

貴)…っ！！
…グスッ…、意地悪…。((グシッ
これが最後になるはずないでしょ！
絶対に、助かるんだから！
今回だけじゃなく、僕と試合するときは、真剣にかかってこい！

僕は、涙を拭いて一之瀬に顔を向けた。

一之瀬)ほら、自然に笑えて来てる。

貴)笑ってる自覚はないよ。
営業スマイルだけ、笑ってる実感があるのは。

一之瀬)営業スマイルじゃなくて、本当の笑顔の方が輝いて見えるから、そっちで良いの。
さ、僕との真剣勝負、負けないでよ？
女神様。

貴)そっちこそ、この前みたいに左足に捻り加え過ぎないでよね？
足痛めるよ？
26%減らしてよね？

一之瀬)僕を誰だと思ってるの？

貴)サッカーが大好きなバカw

一之瀬)酷いなぁw

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