円堂守と従兄妹の少女は、皆の事を大切に思っているようです。【イナイレ】 (ページ26)

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そう言って翔が見せたのは、いつの日か貰った睡眠薬の袋。

翼)あぁ、これ飲んだのか。
病院の薬は良く効くから…。

翔)しかも、処方医が以前の医師だから。

翼)そりゃ、効くだろうな。
強力な薬を処方したに違いない。

参ったな、市販の薬なら、なんとかなると思ったんだけど、病院のだったとは…。

しかも、処方医が今は逮捕されて書類送検されちゃったあとなんだから、成分を聞こうにも、そこまで暇じゃないし。

翔)打つ手なし、か…。
こんな八方塞がりは久しぶりだな。

翼)今日は、此処に泊まろうか。
僕も今、睡魔酷いんだ。

翔)寝てて良いよ。
俺が見ておくからさ。

翼)翔…。

翔)お前は気にせず寝ろ。
で、体力回復して、Aが戻った時に、頭にチョップかましてやれよ。

翼)…うん。((クスッ

僕はそこからの意識がない。

＊翔side＊

なーる。

戻る気は無かとですか。

そりゃま、そうだろうなぁ…。

Aも頑固だしなぁ…。

翔)まぁ、仕方ねーか。

今まで誰も頼れる奴がいなかったのは事実。

俺は、それを責めるつもりはないよ。

翼も待ってるから、速めに戻ってこいよ。

翔)俺の眠り姫…。((chu
なんてな、誰かいたら、絶対出来ねぇ行為だw

ま、翼には悪いけど、Aの事が好きなのは事実だから。

勿論、唇は流石に顔が真っ赤になりそうだから、避けておいた。

頬にそうっとな。

その俺の視線の先には、秋。

翔)何処か行くのか？

秋)あ、翔君。
ちょっと、アメリカエリアまで行こうと思ったの。
何か買ってきて欲しい物、ある？

アメリカエリア、か。

翔)スティックタイプのミルクティー。
と、カフェオレ。
お湯注ぐと出来るやつ。
…A、甘いの好きだから。
…元気出せ。((ポンポン

俺は飽きの頭をポンポンして、食堂に降りた。

水飲みたかったんだ。

ポンポンするのは、良く翼をなだめるから、癖ついてんだな。

直さないと。

秋)////何で分かったのかな…。

/一之瀬side/

今日は、サッカーの練習だ♪

Aもさっきからボールで遊んでる。

それにしても、俺が蹴ったボールを受け止めるなんて本当にAみたいだな。

部屋の中で楽しく遊んでるけど、Aは柔らかいボールが気に入ったようだ。

風が窓を揺らす。

少し窓を開けてみた。

風が流れ込んで来る。

その時、Aが外に出てしまった。

一之瀬)あっ！
ちょ、戻って！
そっちに行っちゃ危ないよ。

＊－＊

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