円堂守と従兄妹の少女は、皆の事を大切に思っているようです。【イナイレ】 (ページ23)

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§５２１§ ページ23

翔)だから、Aが大切に想ってきた奴が、俺の所為だって言ったら、Aの頑張りはただの自分を傷付けるだけの行為になってしまう。
意味を失ってしまうんだ。
分かりやすく言うと、大切な人に告白しようとして、その告白する前に全て断れるくらいのダメージ。
そのダメージに、Aは耐えられず、眠るという現実逃避方を選択した。
そして、今、仮死状態に近い昏睡状態に陥っている。
これで、まとめはおしまい。
翼？

翼)さぁ、円堂守。
100発殴らせろぉ…！((ユラァ…

翔)抑えろって言ったろ！
今は、Aをどうするかが先決なんだよ！

翼)(A…。)((シュン…
僕が、助ける。

何としても、僕が…。

翼が、Aの手を握る。

翼)僕が、放っておいたのが悪いんだ。
いつも、傍に居てあげれば、こんな事にはならなかった。
Aの悲しみも、苦しみも、全部半分こに出来た。

僕が傍に居てあげられてれば…。

翔)…翼、思いつめるな。
責任は、こいつにある。

翔が指さしたのは、円堂守。

守)((グサッ

翔)従兄妹なら、お前が一番最初に言うセリフだ。
馬鹿野郎。

翔は十分に円堂守を罵ってから、僕に視線を合わした。

翔)タイムリミットは、3分きっかりだ。
それ以上、見てると、お前の意識がAに勘付かれる。
勘付かれたら、どうなるか分かるだろう？
意識を探して来るだけで良いんだ。
分かったな？

翼)ごめん。
また、迷惑かける。
行ってきます((苦笑

翔)接待見つけてこいよ。
行ってらっしゃい((優笑

翼)((フッ

僕は、次の瞬間、また真っ暗闇に居た。

目の前に映像がいくつもある。

どれもAが円堂守に怒った時の映像。

声も鮮明に流れる。

翼)かなり怒ってるな…。

僕はその映像をどかしながら、奥へと進む。

/翔side/

翔)おっと。

倒れかかる翼を、俺は支えた。

守)何しに行ったんだ？

翔)Aを探しに。
3分しか行けないけど。

守)分かるのか？

翔)…。
確証はない。
だが、何もやらないよりは、良い。
俺がやる事、それは、翼がAを見つける事を、そっと祈るのみ。
それまで、翼とAに誰1人近付かせない事だ。
…俺なぁ、翼の前ではストッパーかけなきゃいけねえんだ。
そうしないと、あいつが手が付けられなくなる。
でもな、俺1人なら…分かるだろ？

守)((ゾクッ

翔)俺は3分も潜ってられないから、ダメなんだ。
翼は凄いよ。
円堂守は、お礼言っとけよ。

守)あぁ。

－＊

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