円堂守と従兄妹の少女は、皆の事を大切に思っているようです。【イナイレ】 (ページ12)

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吹雪)そんな事言わないで、ね？

抱きしめながら、言って来るのは良いとして。

貴)く、苦しい…。

締めすぎです、吹雪さん。

僕がご臨終しそうだよ。

お願い許して、もう言わないから。

多分…。

きっと…。

貴)(どうせ言うかもしれないけど、多分)もう言わないから、放して下さい。

吹雪)本当？

瞬間、目を輝かせる吹雪。

貴)う、うん…！(多分…)

凄い良心咎めるけど、仕方ない。

言うもんは言うんだよ！

思った事言って、何が悪いんだ！

そんなこんなで、練習が終わるまでずっと見学して過ごし、今日を終えた僕。

部屋でくつろいでいると、響木監督が入ってきた。

貴)ノックして下さい。

響木)すまない。

貴)次からしてくれればいいです。
守にぃだったら、瞬殺です。

響木)あんまりトゲトゲするな。
仮にも従兄妹だぞ、お前の。

貴)年齢ごまかしてんのバレたら、怒られるんだろうなw

響木)まぁ、呼び戻したのは、私だから、仕方あるまい。
責任は取ろう。

貴)そうですか。
…って、そんな事話しに来た訳じゃあないですよね。

響木監督にコーヒーを出しながら、話を進める。

主に体の事と、チームの状態の事を話し合い、最終的に影山の話になった。

響木)お前は、最近…影山と聞いてもあんまり反応しなくなったな。

貴)そーですかー？((棒読みV2

響木)そうだ。

貴)何ででしょうね。

響木)それより、お前から見て、影山の最近の印象はどうなっている？

貴)ん～…。

僕は少し考えた。

なんか、影山が両親殺してない気がしたんだ。

そりゃ、影山のお父さんは、僕の両親にもボッコボコにやられて負けたけどさ。

そんなサッカーを愛している影山が、両親を殺したら、サッカーを殺すも同じ。

影山がサッカーを好きなのは、この前確認したし。

反応で普通に分かったし。

貴)…この所、影山を洗いざらい調べてみたんですけど…。

多分、合ってる。

犯人が狂言を言っていた事になるけど…。

貴)影山は、もしかしたらですけど…。
僕の両親を殺したんじゃないかもって…。

少し自信がないので、声が小さくなる。

影山の事は怖いけど、影山があの時良い奴に見えたのは事実だ。

響木)そうか…。
それはお前が感じた影山の印象か…。

貴)あの時の幼い僕は、喚く事、調べる事、陥れる事、この3つで生きてきた。
今の僕は、復讐する事、料理する事、あの時の真相を暴く事、この3つで生きています。

＊

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