６３ 伝える勇気 ページ15
風介「大丈夫か？」
音無「いきなり倒れるから心配したんですよ！」
よく見れば、みんな来てくれてる。
まだ練習時間なのに・・私の為に・・・・
A「大丈夫だよ。急に眠たくなっただけだから」
そう言って起き上がろうとした・・・けど
A「え・・・」
一瞬動かなかった手
やっぱり体が動かなくなってきてる
風介「・・・ウソだろ」
A「えっ…」
風介「少し二人で話をしたい。いいか？」
音無「・・！そう言うことならいつでも退室します！」
円堂「わわっ首が締まるって！襟を引っ張るなっ」
音無「はいはい！皆さんも退室ですよーっ」
A「あっ・・ちょ・・・」
ガラガラッ・・・タン
春奈ちゃんが空気読めるのはわかってるんだけど
今は空気を読んでほしくなかった・・・(泣
A「嘘じゃないって！本当に眠く「それじゃない」うぅ・・」
風介「なにか・・・あっただろ」
そう言って私を見つめる風介
やっぱり風介には隠し事ができなかったんだ
A「じゃあ・・・二つ質問に答えてくれる？」
風介「いいが・・その代り言ってくれよ・・・」
A「コクッ)もし…大切な人と会えなくなったら悲しい？」
風介｢あぁ。｣
A「……じゃあ大切な人が傷つくのと
会えなくなる方どちらかを選ばないといけなくなったら？」
風介「……会えなくなる方だ」
A「二度と会えなくなっても？」
風介「会えなくなるより……大切な人が傷つく方が嫌だからな。」
A「そっか…ありがとう。」
「―――‐私……さっきね…」
風介「もうすぐAの体が動かなくなる！？」
A「うん・・・」
風介「・・・Aはどうしたいんだ」
A「元の世界に戻リたい。でもさ……」
風介「元の世界に戻ったって私達とはまた会える」
A「・・・・」
風介「会える。きっとな」
そう言って風介は帰って行った
こんなに遅くまで居てくれてありがとう。風介
でもね……言えなかったんだ
一回違う世界に行ったら・・・
私の事の記憶は皆の記憶から消える
そう言われたこと
ごめんね……言えなくて
私に伝える勇気があったらよかったのに・・・
これから先の私に残るのは――
後悔？
それとも―――-
幸福？
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リリイ - 号泣しますたキリッ 面白いです 感動しました (2011年9月21日 9時) (
レス) id: a3d80f33bf (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん - ありがとうございます♪ (2011年4月12日 14時) (レス) id: 3a2016b65b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - すっごくいい話でした♪ (2011年4月4日 11時) (レス) id: 20044191a9 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん - 梨花ちゃまs<感動していただけるなんて、とっても嬉しいです！ (2011年3月16日 17時) (レス) id: 1d84fe4281 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん - なのかs<いいっていいって♪そうか。なんとなく好きなのね〜♪ (2011年3月16日 17時) (レス) id: 1d84fe4281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつみかん
