天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ10)

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第258話-韓国戦- ページ10

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

《不動、パスをカット！
だが、ファイアードラゴンのマークが速いぞ！》

不動｢ふっ！｣

風丸｢あっ！｣

《ああっ、またパスミスだ！》

不動｢ふっ！｣

《今度は通るか！？》

鬼道｢ふっ！｣

A｢有人君！｣

風丸｢鬼道！｣

鬼道｢もっと強く速いパスで構わない！｣

不動｢なら、これでどうだ！｣

壁山｢またっす！鬼道さんだからっすよね？｣

風丸｢いや、あいつは分かってたんだ。鬼道があのパスに届くはずだと。｣

壁山｢じゃあ、全部分かってて、あそこに走って行ったってことっすか？｣

鬼道｢ふっ！｣

《惜しい！鬼道のシュート、決まらず！》

栗松君のスローイン。

不動｢ふっ！｣

壁山｢追いついたっす！｣

壁山君から不動に、不動から風丸君にパスが通る。

皆が、不動と一緒に上がっていく。

A｢皆…！｣

《チャンスウが、不動のマークについた！これは、完璧なディフェンスだ！だが、不動も諦めない！》

チェ｢龍の誇りにかけて、抜かせません！｣

不動｢くっ…｣

鬼道｢不動！｣

鬼･不｢うおおおおっ！｣

チェ｢なに！？｣

《なんと、鬼道と不動！2人がかりで、チャンスウを華麗に抜き去った！》

不動｢ふっ！｣

不動のバックパスに、私は飛び上がる。

A｢彗星ブレイクV2！｣

｢大爆発張り手！うわあっ！｣

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

《ゴォール！鬼道姉のパワーアップした、彗星ブレイクV2が炸裂！イナズマジャパン、遂に同点！》

皆｢やったー！｣

A｢有人君、不動！｣

私は、有人君と不動に手を出した。

鬼道｢あぁ。｣

不動｢ふっ…｣

ﾊﾟﾝｯ!

風丸｢最高のタイミングだったよ。｣

不動｢俺が欲しいのは勝利だけだ。｣

不動は、そう言って歩いていく。

風丸｢なんだ？あの態度…｣

鬼道｢あれが、不動明王なのさ。｣

A｢うんうん！｣

風丸｢だな。｣

壁山｢はいっす！｣

《後半戦、ここにきて2対2の同点！
しかも、11人揃って、勢いに乗るイナズマジャパン！
さぁ、世界をかけた勝負が、さらにヒートアップしてきたァ！》

円堂｢勝つぞ、皆！勝って世界だ！｣

皆｢おーー！！｣

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

風丸｢そう簡単に、前には行かせない！｣

円堂｢逆サイドに振られるぞ！｣

チェ｢決めてください！｣

アフロディ｢ゴッドブレイク！｣

円堂｢正義の鉄拳(G5)！｣

ﾄﾞｰﾝｯ!

円堂君の跳ね返したボールを、アフロディ君が奪う。