天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ43)

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第291話ページ43

フィディオ｢影山零治…恐ろしい男だね。そいつが、このイタリアエリアにいるなんて…｣

鬼道｢…！まさか…そんな馬鹿な…｣

円堂｢鬼道？｣

A｢…！有人君、考えすぎだよ！ミスターKが、影山なんてことあるわけない！｣

鬼道｢そうだな…すまない、忘れてくれ。｣

円堂｢でも、大変だよな。代表決定戦。残ってるメンバーって、7人だけなんだろ？｣

フィディオ｢うん。でも、今いるメンバーで戦うしかない。｣

円堂｢けど、4人も足りないんじゃ…んー…何かいい考えは…ん？4人？そうだ！俺達がフィディオのチームに入ればいいんだ！｣

フィディオ｢え？｣

円堂｢大事なことは、ミスターKって奴に、フィディオ達の実力を見せつければいいんだろ？
公式戦じゃないんだから、ミスターKも認めてくれるんじゃないかな？なっ、皆！｣

不動｢やりたきゃ、勝手にやれよ。俺は、別にやることがあるんでね。｣

鬼道｢悪いが、円堂。俺も手伝えない。｣

A｢ごめん、円堂君。今は影山を探すことが先決だから。｣

円堂｢鬼道…A…｣

フィディオ｢ありがとう、円堂。気持ちだけで十分だよ。｣

円堂｢でも…｣

フィディオ｢これは、俺達の問題だ。今、自分達の力で出来ることをやるだけさ。｣

円堂｢そっか。頑張れよ！｣

フィディオ｢あぁ。そっちも、探している男を見つけられるといいな。｣

円堂｢あぁ！｣

フィディオと別れて、私達は手分けして探すことにした。

円堂｢ここからは手分けして探そう。俺はこっちを探す。｣

不動が、黙って歩いて行く。

鬼道｢…｣

A｢私達も行こう。｣

鬼道｢あぁ…｣

私達は別れて、影山を探した。

A｢いない…｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ…

音がして上を向くと、木材が落ちてきていた。

A｢…！｣

私は、ギュッと目を閉じた。

鬼道｢危ないっ！！｣

ﾄﾞｫｰﾝｯ!

円堂｢鬼道！A！｣

円堂君の声に目を開けると、有人君が私を庇うように抱きしめていた。

鬼道｢義姉さん！怪我はないか？｣

A｢う、うん…｣

有人君の手に掴まり、立ち上がる。

円堂｢鬼道、A！大丈夫か？｣

鬼道｢あぁ。｣

円堂｢よかった。危ないとこだったな。｣

鬼道｢あいつは、義姉さんまで…｣

A｢え？｣

鬼道｢脅しだよ！いつでも潰せるという！｣

A｢有人君…もしかして、影山と会ったの？｣

有人君は、頷いた。