天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ50)

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第248話ページ50

ヒロトside

ヒロト｢晴矢に風介が相手か…｣

緑川｢まさに、“晴天の霹靂”だな。
だが、こうしてエイリア学園の仲間達と戦い続けるのは、俺達の運命なのかもしれない。｣

ヒロト｢なるほど…だったら、尚のこと負けられないな。あいつらの思いにかけて…｣

緑川｢あぁ！って、A！？｣

見ると、Aちゃんはファイアードラゴンのベンチで、晴矢と風介と話していた。

緑川｢Aは緊張感ないな〜。｣

ヒロト｢Aちゃんらしいけどね。…！｣

見ていると、Aちゃんと晴矢がじゃれ始めた。

そして、赤面した晴矢に、Aちゃんが重なる。

緑川｢ヒロト！？｣

俺は、緑川の声を聞かずに、ファイアードラゴンのベンチに走った。

ヒロト｢ハァ…ハァ…｣

Aちゃんの手を掴むと、Aちゃんは振り返ってキョトンとした。

A｢ヒロト君？｣

ヒロト｢…！Aちゃん、もうすぐ試合はじまるよ。｣

手を離して、Aちゃんに微笑みかける。

A｢う、うん…
晴矢君、風介君、今日はお互い頑張ろうね！｣

緑川｢嫉妬？｣

ヒロト｢違っ…そんなんじゃ…｣

ベンチに戻り、ニヤつく緑川に必死に弁解する。

緑川｢バカだな。お前を見てたら、それくらい分かるよ。
頑張れよ、ヒロト。｣

緑川に背中を押されて、俺は鬼道君と話しているAちゃんを見つめた。

ヒロトside終了

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南雲side

涼野｢晴矢、Aが好きなのか？｣

南雲｢なっ！なんで知って…｣

涼野｢ふっ、やはりな。お前は分かりやすいんだ。｣

南雲｢うるせぇよ…｣

この気持ちに気付いたのは、幼少期だ。

ガキだったし、きっかけは単純だった。

あいつの…

A『はーるや君！』

太陽みたいな笑顔に、惚れたんだ。

もちろん、ヒロト(あいつ)の想いは知ってる。

あいつ、普段は何考えてんのか分かんねぇ顔してんのに、Aといる時だけは幸せそうな顔しやがる。

涼野｢告白するのか？｣

南雲｢分かんねぇ…大体俺は、Aにどう思われてんのか分かんねぇし…｣

ふと、エイリア学園の時のことを思い出す。

南雲『A、俺の仲間になれよ。

また一緒にサッカーやろうぜ。昔みたいによ。

雷門なんか捨てて、俺のチームに来い。な？』

あん時は少し乱暴にしちまって、今では後悔してる。

A、お前は俺のこと…どう思ってんだ？

お前は、イナズマジャパンのベンチにいるAを見つめた。

南雲side終了