天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ2)

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第201話ページ2

エイリア学園の事件から、1ヶ月が経った。

いつも通り学校に行って、いつも通り授業を受ける。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…

ヒロト｢Aちゃん。｣

振り向くと、ヒロト君が立っていた。

A｢ヒロト君！なんでここに？｣

ヒロト｢やっと落ち着いて、昨日皆でお日さま園に戻ってきたんだ。｣

A｢そうなんだ！｣

ヒロト｢だから、迎えに来た。Aちゃん、サッカーやろうよ。｣

ヒロト君は、私に手を差し出して、優しく微笑んだ。

A｢うん！！｣

私は、ヒロト君の手を取った。

A｢わぁ、全然変わってない！｣

私はヒロト君と一緒に、お日さま園に来た。

お日さま園は、昔と何も変わってなかった。

緑川｢あっ、A！久しぶり！｣

リュウジ君が私に気付き、笑顔で駆け寄ってくる。

A｢久しぶり、リュウジ君！｣

南雲｢風介！お前、俺のアイス食っただろ！｣

庭の方から怒鳴り声が聞こえて行くと、案の定晴矢君と風介君が睨み合っていた。

涼野｢あんな所に置いとくのがいけないんだ。｣

南雲｢んだと！あ？Aじゃねぇか！｣

晴矢君が、私に気付く。

A｢晴矢君と風介君は、相変わらずだね！｣

私がそう言うと、2人は顔を逸らした。

八神｢A、よく来たな！｣

砂木沼｢久しぶりだな、A。｣

A｢玲名ちゃん、治君！皆も、久しぶり！｣

緑川｢ほらほら、そんな所にいないで、中に入ろうよ！｣

ヒロト｢行こう、Aちゃん。｣

A｢うん！｣

お日さま園に入ると、瞳子さんがいた。

瞳子｢Aちゃん、久しぶりね。｣

A｢お久しぶりです、瞳子さん！｣

皆とお茶やお菓子を食べながら、色んな話をする。

A｢あのね、お父さんから伝言があるんだ。｣

皆｢…！｣

私がそう言うと、皆の顔色が変わった。

A｢もう気にしなくていい…そう言ってたよ！｣

ヒロト｢本当？｣

A｢うん！
瞳子さん、星二郎さんにもそう伝えておいてくれますか？｣

瞳子｢えぇ、もちろんよ。｣

A｢よーし、皆！サッカーやろう！｣

私は立ち上がって、皆に笑いかけた。

南雲｢おう！｣

涼野｢晴矢と同じチームはもう勘弁だな。｣

南雲｢んだと！｣

緑川｢もう、2人とも落ち着いてよ！｣

A｢ふふっ、私、やっぱりここが大好き！｣

私は、ヒロト君を笑いかけた。

ヒロト｢うん…俺もだよ。｣

ヒロト君は、少し涙目で微笑んだ。