天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ12)

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第210話ページ12

ｺﾝｺﾝｯ

鬼道｢義姉さん、起きてるか？｣

A｢んー…あと5分…｣

ﾊﾞﾝｯ!

鬼道｢A！さっさと起きろ！！｣

A｢わあっ！｣

ﾄﾞﾀﾝｯ!

大きな声にびっくりして、ベッドから落ちる。

A｢痛た…な、何…？｣

顔を上げると、有人君がドンと立っていた。

鬼道｢朝食の時間だ。早く支度して来い。｣

有人君はそう言うと、部屋を出て行った。

A｢え…有人君、何で怒ってたの…？ていうか、ここ何処？｣

部屋を見渡して、記憶を辿る。

A｢あーー！！そうだ！今日から合宿だった！｣

私は急いで身支度を整えて、食堂に向かった。

ﾊﾞﾝｯ!

A｢ハァ…ハァ…ごめん！寝過ごした！｣

ヒロト｢Aちゃん、おはよう。｣

A｢ヒ…ヒロト君…おはよう…｣

息を整えて、私は席に着いた。

A｢有人君、さっきはごめんね。わざわざ起こしに来てくれてありがとう。｣

鬼道｢あぁ。｣

豪炎寺｢昨日、眠れなかったのか？｣

A｢いやぁ、楽しみでつい…あれ？そういえば、円堂君は？｣

ﾊﾞﾝｯ!

円堂｢ハァ…ハァ…すまん！寝過ごした！｣

円堂君が息を荒らげて、食堂に入ってくる。

皆｢…ハハハハハッ！｣

皆は、私と円堂君を見比べて、笑いだした。

A･円｢？｣

私と円堂君は顔を見合わせて、首を傾げた。

あとからヒロト君に聞いたけど、私と円堂君があまりにも似てるから、皆つい笑っちゃったとか。

…そんなに似てるかな？

朝食を済ませて、アップをする。

虎丸｢円堂さーん！！｣

校門の方から、虎丸君が走って来る。

円堂｢虎丸！｣

虎丸｢ハァ…ハァ…おは、おはようございます…す、すみません…なんか信号という信号が…みんな赤信号で！｣

緑川｢だから、そんなに無理して家から通わなくても、ここに泊まればいいのに。｣

壁山｢ここのご飯、すっごく美味しいんすよ！｣

虎丸｢…でも俺、自分の部屋でないと眠れないもので。｣

円堂｢え？そうなのか？｣

虎丸｢あっ、はい…/////｣

不動｢ふんっ…大方、ママに子守唄でも歌ってもらってんじゃねぇのか？｣

綱海｢あいつ…
気にすんな。あんなの言わせときゃあいいんだよ。｣

虎丸｢はい…｣

風丸｢なんであんな奴が、代表に選ばれたんだろうな。｣

栗松｢あっ、監督が来たでやんす。｣

見ると、久遠監督と女の子が歩いて来ていた。