天才ゲームメーカーと天才リベロ V4【イナイレ】 (ページ49)

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第198話ページ49

車に乗り込むと、お日さま園の皆がいた。

A｢皆！｣

私の声に、皆が私を見た。

南雲｢あ？なんでいるんだよ！｣

緑川｢雷門と一緒に行かなかったの？｣

A｢うん、今は皆の傍にいたいんだ！｣

涼野｢A、もしかして記憶が…｣

A｢うん、全部思い出したよ。｣

私は、皆を見て微笑んだ。

緑川｢そっか…よかった！｣

砂木沼｢うむ。｣

A｢ねぇ、落ち着いたらさ、皆でサッカーやろうよ！｣

緑川｢いいね！｣

南雲｢おう！負けねぇからな、A！｣

A｢臨むところ！｣

ヒロト｢…｣

A｢ヒロト君？｣

ヒロト君を見ると、涙目になっていた。

南雲｢何涙目になってんだよ！｣

緑川｢どうしたの？｣

ヒロト｢いや、幸せだなって思って…また皆とこうやって笑い合える日が来るなんて、思ってもみなかったから…｣

涼野｢そうだな…｣

A｢私は信じてたよ！｣

皆｢え？｣

A｢こうやって皆と笑い合える日が、きっと来るって！｣

私は、皆に笑いかけた。

警察署に着いて、私達は車から降りた。

ヒロト｢じゃあ、またね。｣

A｢うん！｣

私は、皆と別れて、家に帰った。

A｢ただいま！｣

鬼道｢義姉さん！｣

家に帰ると、有人君が出迎えてくれた。

鬼道｢あいつらと話せたか？｣

A｢うん！今度、一緒にサッカーする約束したよ！｣

鬼道｢よかったな。義姉さん、実はあの後…｣

A｢え？ダークエンペラーズ！？｣

鬼道｢あぁ。｣

A｢そんなことが…｣

鬼道｢だが、もう皆元通りだ。安心しろ。｣

A｢そっか、よかった！｣

私は有人君と別れて、お父さんの部屋に向かった。

ｺﾝｺﾝｯ

父｢はい。｣

A｢お父さん。｣

父｢Aか。おかえり。｣

A｢ただいま。お父さんに聞きたいことがあるんだけど、いい？｣

父｢ん？何だ？｣

A｢吉良星二郎さんって知ってる？｣

父｢…！何故、その名前を…｣

A｢エイリア学園の黒幕が星二郎さんだったんだ。星二郎さんが、お父さんに謝っておいてくれって…｣

父｢そうか…そろそろ、お前に話さなければならないな…あの事件のことを。｣

お父さんは、私を真っ直ぐ見た。