天才ゲームメーカーと天才リベロ V4【イナイレ】 (ページ47)

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第196話ページ47

ﾄﾞｰｰﾝｯ!!

円堂｢うわっ！｣

鬼道｢なんだ！？｣

土門｢地震か！？｣

ﾄﾞｰｰﾝｯ!!

響木｢いかん！崩れるぞ！｣

木野｢皆、出口へ！｣

ﾄﾞｰｰﾝｯ!!

出口は、落石によって塞がれてしまった。

土門｢逃げ道を塞がれた！｣

ｷｷｨｨｨｯ!

古株｢皆、早く乗るんだ！｣

円堂｢古株さん！｣

皆は、イナズマキャラバンに走った。

グラン｢父さん！｣

A｢星二郎さん！｣

私とヒロト君は、星二郎さんに駆け寄った。

グラン｢父さん！逃げるんだ！早く！｣

ヒロト君は、星二郎さんに手を伸ばした。

吉良｢私のことはいい。
私はここで、エイリア石の最後を見届ける。それが、お前達に対するせめてもの償いだ。｣

グラン｢…！｣

A｢馬鹿なこと言わないでください！こんなところで死んでどうするんですか！？
そんなことして、ヒロト君達が喜ぶはずない！ヒロト君達には、貴方が必要なんですよ！？｣

私の言葉に、星二郎さんは顔を上げた。

グラン｢行こう、父さん…｣

吉良｢こんな酷いことをした私を…ヒロト…お前は許してくれるというのか？｣

グ｢うん…｣

ヒロト君は涙を浮かべて、頷いた。

ﾄﾞｰｰﾝｯ!!

一之瀬｢ダメだ！追い付かれる！｣

木野｢出口よ！｣

イナズマキャラバンが出口を出た瞬間、エイリア学園は爆発した。

イナズマキャラバンを出て、崩壊するエイリア学園を見上げる。

円堂｢終わったんだな。｣

しばらくして、警察が到着した。

｢鬼瓦警部！ジェミニストーム、及びイプシロンの子供達、無事保護しました！｣

鬼瓦｢ご苦労。さぁ、行こうか。｣

星二郎さんは、歩いていく。

瞳子｢お父さん。｣

吉良｢ありがとう、瞳子。お前のおかけで、目が覚めたよ。｣

星二郎さんは、私を見た。

吉良｢Aちゃん…君のお父さんに謝っておいてくれないか？｣

A｢え？｣

吉良｢長く話せる時間はないから、詳しくは君のお父さんに聞いてほしい。
ありがとう、Aちゃん。ヒロト達と遊んでくれて。｣

A｢私、お日さま園が大好きです…温かくて、優しくて、あの頃の私は本当の家族みたいに思ってました。
星二郎さん、ありがとうございました！｣

私は目に涙を浮かべて、星二郎さんに笑いかけた。

グラン｢父さん！俺、待ってるから！父さんが帰ってくるまで、ずっと待ってるから！｣

吉良｢ヒロト…｣

星二郎さんは、パトカーに乗せられた。