天才ゲームメーカーと天才リベロ V4【イナイレ】 (ページ29)

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第178話ページ29

ﾄﾞｻｯ!

倒れる音に振り向くと、アフロディ君が倒れていた。

円堂｢アフロディ！アフロディ…アフロディ！｣

アフロディ君は、イナズマキャラバンを離脱することになった。

私は、円堂君のお気に入りの鉄塔広場に来ていた。

今はただ、何も考えずにぼーっとしたい気分だった。

A｢…｣

鬼道｢義姉さん、一緒に来てくれ！｣

A｢え？｣

有人君に付いて行くと、雷門さんと瞳子監督が向き合っていた。

夏未｢グランはどうして、監督のことを姉さんと呼んだのですか？答えてください、監督！｣

円堂｢監督！｣

アフロディ君の付き添いに行ってた、円堂君と吹雪君も合流する。

浦部｢円堂！こいつスパイや、スパイ！そうに決まっとる！｣

円堂｢スパイ…？｣

土門｢そういうことか…監督が時々いなくなっていたのは、エイリア学園と連絡を取るためだったのかもしれないな。｣

綱海｢なぁなぁ、敵に姉さんって呼ばれたってことはさ…｣

木暮｢監督は宇宙人？｣

目金｢説明責任があると思いますね。｣

土門｢どっちにしても、話してもらおうじゃないか。なぁ！｣

瞳子監督の顔色が変わっていく。

円堂｢待て、皆。俺が話す。｣

円堂君は、瞳子監督を見た。

円堂｢本当にあいつの姉さんなんですか？｣

瞳子｢確かに私は、貴方達に隠していることがある。でも、もう少し待ってほしいの。
エイリア学園は、ただの宇宙人じゃないわ。｣

皆｢え？｣

瞳子｢皆には、私と一緒に富士山麓に行ってほしいの。そこで、全て話すわ。｣

皆｢富士山麓？｣

塔子｢なんで、富士山なんですか？｣

鬼道｢そこに宇宙人がいる。｣

壁山｢えぇ？｣

瞳子｢出発は、明日の朝8時。それまでに準備を整えておいて。｣

そう言うと、瞳子監督は歩いて行った。

浦部｢そんなん信用出来へん。｣

一之瀬｢結局監督は、俺達の質問には何にも答えなかった。｣

浦部｢ダーリン…｣

一之瀬｢俺だって、今度の戦いには疑問がいっぱいあった。それでもついてきたのは、エイリア学園の攻撃で傷付いた、皆の思いに応えたかったからだ。今日のカオス戦だって、アフロディが倒れている。｣

木野｢一之瀬君…｣

一之瀬｢だけど監督には、皆の思いなんて何にも届いてない。
俺はこんな気持ちじゃ、富士山になんか行けない！｣

土門｢俺も一之瀬と同じだぜ。もう我慢の限界だ。
鬼道はどうよ？｣

鬼道｢どっちに転ぶにしても、判断材料が少な過ぎる。｣

土門｢らしい答えだよ。｣