第109話 ページ10
鬼道side
義姉さんと円堂が練習に参加しなくなって、数日が経った。
鬼道｢壁山！栗松！｣
壁山｢はっ、はい！｣
栗松｢うわあっ！｣
一之瀬｢皆、練習に集中出来てないな。｣
土門｢そういう俺達もな。｣
A『ごめん…私も練習出来ない…
お願いだから、今は1人にして…』
長い間一緒に過ごして来たが、義姉さんのあんなに辛そうな顔は初めて見た。
義姉さん、一体何を悩んでいるんだ…
鬼道｢…いつもと同じように、自分が決めたメニューをこなすんだ！｣
俺は不安を抱えたまま、皆に指示を出した。
次の日、栗松がイナズマキャラバンを降りた。
瞳子｢円堂君と鬼道さんをメンバーから外します。｣
皆｢えぇ！？｣
木野｢そんな…監督！｣
瞳子｢円堂君と鬼道さんを除くこのメンバーで、エイリア学園との戦いに臨みます。｣
壁山｢そ…そんな…｣
瞳子｢鬼道君、貴方に新キャプテンをお願いするわ。よろしく。｣
監督はそう言って、歩いて行く。
鬼道｢お断りします。｣
俺がそう言うと、監督は立ち止まった。
鬼道｢俺達のキャプテンは円堂だけです。あいつは必ず立ち上がります。それが円堂守だからです！
義姉さんも必ず立ち上がります。俺はそう信じています！｣
監督は振り向いて、俺達の顔を見た。
瞳子｢明日、ここを出発するわ。誰もついてこないなら、新たなメンバーを探すだけよ。私はエイリア学園を倒さなければならないの。｣
監督はそう言って、歩いて行った。
俺は、屋上に目を向けた。
お前は必ず立ち上がる。必ずな。
鬼道｢…｣
俺は、義姉さんの所に向かった。
鬼道side終了
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練習に参加しなくなって、風丸君に続き栗松君がイナズマキャラバンを降りてしまった。
私は今日も、項垂れたまま一日を過ごしていた。
A｢有人君…｣
顔を上げると、有人君が立っていた。
鬼道｢明日、ここを出発する。監督は、円堂と義姉さんをメンバーから外すつもりだ。｣
A｢…｣
私はまた、顔を下げた。
鬼道｢義姉さ…｣
A｢もう無理だよ…｣
鬼道｢え？｣
A｢もう戦えない…私、サッカーやめる…｣
ﾊﾟｼﾝｯ!
私の言葉を遮って、乾いた音が響いた。
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条介嫁 - 今更ながら初コメ失礼します。鬼道オチのを見た後見つけちゃってまたまた拝見させてもらってます！！と、ここで初コメながら……条介オチ作ってください!! (11月30日 9時) (
レス) id: c880e5c60f (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - 美味しい木材さん» ありがとうございます^ ^ (2019年10月20日 20時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
美味しい木材(プロフ) - ものすごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 9f6bf4ed89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月9日 16時
