第106話 ページ7
瞳子｢そして、それ以来吹雪君の中にアツヤ君の人格が生まれたの。｣
塔子｢アツヤの…人格？｣
瞳子｢吹雪君の中に2人の人格が存在するのよ。｣
一之瀬｢それじゃあもしかして、エターナルブリザードは…｣
瞳子｢アツヤ君の必殺技。｣
皆｢！？｣
土門｢つまり、エターナルブリザードを打つ時の吹雪は、アツヤになってたってことか！｣
壁山｢でも、本当にそんなこと出来るんすか？2つの人格を使い分けるなんて…｣
瞳子｢難しいでしょうね。だから、吹雪はエイリア学園との過酷な戦いで、その微妙な心のバランスが崩れてしまったのかもしれない。｣
木野｢崩れてしまった…｣
私は、吹雪君を見た。
瞳子｢えぇ。｣
木野｢えぇって…そんな…だったら、どうして吹雪君をチームに入れたんですか？｣
瞳子｢…！｣
木野｢だって、監督は知ってたんですよね？吹雪の過去に何があったのかを。
だったら、今日みたいなことが起こるかもしれないってこと、分かってたはずじゃないですか！｣
瞳子｢…！｣
木野｢なのに、どうして吹雪君を…エイリア学園に勝つためですか？エイリア学園に勝てれば、吹雪君がどうなってもいいんですか！？｣
一之瀬｢秋、言い過ぎだ。｣
木野｢だって…！｣
皆｢…｣
瞳子｢それが私の使命です。｣
瞳子さんはそう言うと、病室を出て行った。
木野｢監督…｣
円堂｢何で気付かなかったんだ…あの時、俺が気付いてりゃ…こんなことにはならなかったんだ！｣
鬼道｢やめろ！お前のせいじゃない！｣
円堂｢でも！俺が気付いてれば！｣
鬼道｢これは、お前のせいでも、監督のせいでもない。俺達チームの問題だ。｣
一之瀬｢チームの？｣
鬼道｢確かに、俺達はエターナルブリザードに頼りすぎていた。吹雪にさえ繋げば点を入れてくれると。吹雪にとって、そんな思いがかなりの重圧になっていたに違いない。｣
円堂｢吹雪…｣
鬼道｢戦い方を考え直すべきかもしれない。吹雪のために…そして、俺達が更に強くなって、エイリア学園に勝つために！｣
皆｢…！｣
A｢…｣
エイリア学園に勝つために…？
私は、そっと顔を上げた。
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条介嫁 - 今更ながら初コメ失礼します。鬼道オチのを見た後見つけちゃってまたまた拝見させてもらってます！！と、ここで初コメながら……条介オチ作ってください!! (11月30日 9時) (
レス) id: c880e5c60f (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - 美味しい木材さん» ありがとうございます^ ^ (2019年10月20日 20時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
美味しい木材(プロフ) - ものすごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 9f6bf4ed89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月9日 16時
