第98話-陽花戸中戦- ページ49
｢もうシュートは打たせねぇ！｣
一･浦｢あっ！｣
｢｢ブロックサーカス！！｣｣
一之瀬｢うわあっ！｣
浦部｢いやあっ！｣
木暮｢愛が壊れたね。ていうか、元々無いけど。ウッシッシ！｣
陽花戸中はパスを回しながら、ゴールに迫ってくる。
｢レインボーループ！｣
円堂｢来い！今度こそ、正義の鉄拳！パッと開かず、グッと握って…ダン！ギューン…ドカーン！うっ、うわっ！｣
角馬｢あーっと、またも正義の鉄拳ならず！
跳ね返ったボールを、黒田が押し込む！｣
A｢ふっ！｣
角馬｢またまた鬼道姉がクリア！｣
円堂｢やっぱり、ギューンって何なんだ？｣
ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
角馬｢ここで、ホイッスル！0対0で、雷門優勢のまま、前半終了です！｣
円堂｢流石、究極奥義だ。そう簡単には掴めない。｣
木暮｢まぁ、円堂大介も出来なかったわけだし。ていうか、アイデア倒れ？｣
塔子｢あんたは一々一言余計！｣
瞳子｢やっぱり、彼らは貴方達の練習相手として不足じゃないかしら？｣
鬼道｢いいえ、陽花戸中は俺達をよく研究しています。彼らと戦うことで、俺達のこれからの課題が見えてくると思うんです。｣
A｢それに、こんな風に純粋にサッカーを楽しめる試合なんて、久しぶりだしね！｣
風丸｢あぁ。皆、楽しんでやろうぜ！｣
皆｢おー！｣
角馬｢0対0で迎えた後半戦！雷門中、陽花戸中、両キーパーから目が離せないぞ！｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
角馬｢まずは黒田が蹴り出したボールを、笠山がキープ！｣
一之瀬｢フレイムダンス！｣
｢うわあっ！｣
角馬｢雷門、早くもボールをカット！
さぁ、鬼道がボールをキープ！雷門イレブンが、陽花戸サイドに上がっていく！｣
｢行くぞ！｣
｢｢ブロックサーカス！！｣｣
角馬｢鬼道、ブロックサーカスを躱して、吹雪にパスだ！｣
鬼道｢吹雪、シュートだ！｣
壁山｢決めてほしいっす！｣
風丸｢吹雪！｣
一之瀬｢吹雪！｣
円堂｢吹雪！｣
吹雪｢あっ！｣
角馬｢おっと、戸田！吹雪からボール奪取に成功！
どうした、吹雪？必殺のエターナルブリザードが出ない！｣
鬼道｢しっかりしろ、吹雪！｣
塔子｢いつものあんたなら、一気にシュートしてたじゃん！｣
吹雪｢…｣
円堂｢吹雪、どうしたんだ？｣
A｢吹雪君…｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
