第97話-陽花戸中戦- ページ48
角馬｢陽花戸中から、ボール奪取に成功！｣
｢やりやがったな！｣
土門君は躱して、風丸君にパスする。
パスを回しながら、どんどん陽花戸中ゴールに迫っていく。
浦部｢ほらほら、何処見とんねん！今度はウチの番や！
ローズスプラッシュ！｣
立向居｢ゴッドハンド！｣
角馬｢止めたァ！浦部のローズスプラッシュを鮮やかにキャッチ！雷門、得点ならず！｣
立向居｢やった！｣
戸田｢見事だ、立向居！｣
浦部｢マジ？｣
円堂｢よしっ！｣
A｢よしっ！じゃないよ、円堂君！｣
円堂｢あっ！｣
浦部｢くわーっ、ムカつく！
ダーリン！こうなったら、ウチとダーリンのラブラブシュートで1点取ったるで！｣
一之瀬｢ラブラブシュート？｣
浦部｢そや。シュートが決まらんかったんは、ウチらの愛が足らんかったからや！｣
一之瀬｢…(汗)｣
木暮｢これで決まったら、奇跡だけどね。｣
立向居｢いきますよ！｣
角馬｢ゴールを守った陽花戸中の反撃だァ！｣
鬼道｢こっちの動きに合ってきたな。｣
円堂｢何だ？｣
｢｢ニニンサンキャク！！｣｣
角馬｢抜けたァ！ニニンサンキャクで、雷門陣内へ一直線！｣
塔子｢面白い技持ってるじゃん！｣
鬼道｢やはり…奴らはこっちのフォーメーションを読んできている。｣
戸田｢強いチームを研究して、自分達の力に変える！そうやって俺達は、レベルアップを図ってきたんだ！｣
｢｢おらあああああっ！｣｣
壁山｢俺がブロックするっす！ありゃ？｣
角馬｢ニニンサンキャクからのバックパスだ！絶妙な呼吸で、戸田のアシストが入る！｣
吹雪｢アイスグランド！｣
戸田｢素晴らしい技を持っているな。｣
吹雪｢よし、これでいい。｣
角馬｢吹雪のアイスグランドで、流れは一気に雷門へ移ったァ！｣
吹雪君から、土門君へパス。
一之瀬｢土門、こっちに回せ！｣
浦部｢ダーリン、ラブラブシュートや！｣
一之瀬｢だから、それ何なの！？｣
浦部｢決まってるやん！2人の愛の結晶といえば、バタフライドリーム！｣
一之瀬｢えぇ？｣
浦部｢ほら、早よ手繋いで！｣
鬼道｢一之瀬、この際やってみろ！｣
土門｢やれよ、ダーリン！｣
A｢頑張れ、一之瀬君！｣
一之瀬｢分かった、分かった！やるよ！｣
一之瀬君は観念したように、浦部さんに手を伸ばす。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
